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議会報告

第一回定例会総括質問(近藤好枝・18歳までの医療費無料化、地区公民間の建替え、バス公共交通の拡充、群馬総社駅の西口自由通路の設置について)【2013/3/27】

1、18歳までの医療費無料化について
○中学校卒業までの医療費の無料化に伴い、子育てする親はお金の心配をせずに病院にかかることができています。病気になっても早期に受診できて重症化しない、など子育て環境の条件整備、健康の維持及び増進へ大きな貢献を果たしていると考えます。しかも、所得制限をせず、全ての子どもたちを対象にしているなど、本市は全国でも先進自治体としての役割を担っています。こうした、効果及び成果が上がっていると考えますが見解を伺います。
○現在では、多くの子どもたちが高校教育を受けており、社会に出て働く子どもの年齢は18歳が節目ともなっています。18歳までをこどもとして手厚い子育て支援が求められていると考えます。
世界的にも、子育て支援、子どもの医療費の無料化は18歳が常識であります。ここまで、前進させてきた無料化施策をさらに前進させるべきと考えますがいかがか。
一気にできなければ段階的に16歳、17歳、18歳と1歳づつ前進させていったらいかがでしょうか。これまでの医療費無料化の経過からみても、小学校入学まで、小学校6年生まで、そして中学卒業までと段階的に拡大し、前橋市が先進をきって全県、全国を牽引してきました。そして、群馬県が本市に習い県単独で中学卒業までの無料化を決断してきたのです。当面前橋市が頑張ればその施策は全県に広がっていくのではないでしょうか。見解を伺います。
結論
私たちの試算によれば、最大2億円以内で実現できる施策です。子育てするなら前橋市にふさわしい前進を是非していただくよう早期実施を求めておきます。

2、地区公民館の建替えについて
○市内の公民館の建替え計画について
地区公民館は生涯学習の拠点として、場所によっては併設されている市民サービスセンターとして地域の行政サービスを担っています。たとえば南橘公民館は昭和49年度に建設され、平成6年に増築されたとはいえ、市内で一番古い施設です。この間、総社公民館の新設、26年度中には東公民館が新しく生まれ変わります。しかし、建設年度が古く建てかえ及び大規模修繕が求められている施設も少なくありません。南橘公民館を始め、昭和50年代に建てられた上北、宮城、富士見、上川淵公民館は段差の解消、雨漏りの修繕など深刻です。当局は東公民館の後に永明公民館の具体化をするとのことですが、老朽化している公民館の大規模改修及び建て替えを望む地域住民の切実な声に答えて欲しいと思いますがいかがですか。
○宮城公民館の建替えについて
私の地元の宮城公民館は地域の文化活動の拠点としての役割を果たしてきたが、33年経て老朽化が深刻です。冷暖房をおこなう空調設備が冷房するとどんどん冷えすぎ、暖房すると熱くなりすぎるなど、調整がきかずに交換が求められている。床ははがれひび割れている。2階建てで、階段であるため2階の利用頻度が低く、エレベーターの設置が求められている。緊急修繕あるいは建替え、大規模改修が求められていると考えますがいかがですか。
結論
地区公民館は地域住民の生涯学習を支え、投票所や会議室等重要な拠点になっています。長寿命化計画が策定されているなか、その速度を速め地域住民の期待にこたえていただきたいと思います。

3、バス公共交通の拡充について
(1)デマンドバスの拡充について
ア、全市デマンドバスについて
○市長が全市デマンドバスを公約して1年が経過していますが、今だその全体像が見えてきません。利用者の年齢の絞込みや交通不便地域を最優先に拡充するなど方針を明らかにして早急に実施できるよう具体化すべきと考えます。たとえば、高齢化の進んでいる地域など、区画整理が進んでも車に乗れない人はかえって不便になります。主要路線以外には路線バスの通らない住宅地、路線バスの本数の少ない地域などへの運行計画についての考えを伺います。
○当局の答弁をお聞きしていますと、当初予定していた富士見地区を発着する全市デマンドの実証実験は白紙ということでしょうか。実証実験の対象地域は路線バスの本数の少ないところで路線バスの影響を調査できるところと考えると芳賀地域とか総社地域とかを想定できます。しかも、事業者の理解を得られると考えると、タクシー会社に委託して、バス停を設けずに、ドア・ツー・ドアで実施するという想定ができるのですが、このように考えているのか伺います。
イ、ふるさとバスについて
○旧三町村を走るふるさとバスは住民のなかに定着し、移動手段の足としてその役割を果たしています。停留所はこの間増設を行ない3年ごとに見直して、利便性を高めてきました。しかし、停留所には屋根もなく、冬は停留所で待つ内に体温が下がり、暑い夏は日差しが強すぎて具合いが悪くなったりと待ち時間の調整に苦慮しています。また、1人暮らしの高齢者や足腰の弱い人が年々増えて、バス停まで歩くことが困難になっています。こうした、利用者の実態に答えて、ふるさとバスをさらに改善し、自宅から目的地の玄関まで送迎するドア・ツー・ドアに改善すべきと考えますがいかがでしょうか。
○私たちが視察した安曇野市では全市域を5エリアに分けてドア・ツー・ドア方式で実施しています。バス停まで行けず外出をあきらめるということもありません。おかげで免許証の返上もふえていると聞いています。現在本市のデマンドバスに導入しているAVプランニングの運行システムでもこのドア・ツー・ドアは可能だと聞いていますのでぜひ、検討していただきたいと思います。停留所の設置費用もかからないし、なによりも高齢者に喜ばれます。運行し始めた富士見地区でも、150箇所ではなく自宅の玄関まで来て欲しいとの要望があがっています。ふるさとバス及びるんるんバスで実施すべきです。その結果よい成果をあげて、全市域のデマンドバスに普及していただきたいと思います。必ずや全市民から大いに共感され、評価されると思いますがいかがですか。
○また、ふるさとバスの問題点の改善としてうかがいます。デマンドバスは短時間で直接目的地まで、到着できることが最大のメリットです。ところが、バスの台数が少ないため目的地まで行くのに1時間かかることもしばしばあり問題です。これでは本来のデマンドバスの役割を果たすことができません。目的地に早く到着するためにはデマンドバスの台数を増やせば、利便性の向上が図られると考えますがいかがですか。
デマンドバスの最大のメリットを生かすための改善を改めて求めておきます。
(2)マイバス運行路線の再検討
○中心商店街は本年秋にはアーツ前橋が開館予定で、回遊性を高め買い物に便利な町づくりの更なる改善が求められています。マイバスの北、南循環が中心街地の停留所4箇所に停車し、乗り入れ運行しています。周辺地域からマイバスに乗って買い物するあるいは、元気プラザ21に加えてやアーツ前橋など大型施設の整備など街の来街者を増加させるべく努力されていると考えますが、マイバスの停留所が少なすぎ改善が求められます。立川町通や弁天通りまで買い物客の足を確保するためにもバス路線をきめ細かく整備し、街中を循環し、中心商店街への買い物客の足あるいは大型施設に回遊するなどの確保ができる
と考えますがいかがですか。

○困難であれば、新年度で予算化された電動コミュニティバスの試行運転を実施するとのことですが、このバスを本格運用して活用し、中心街に縦横に走らせ個店前に直接乗り降りできるようにしたらいかがですか。
結論
高齢者や障害者に優しい町づくりが今後の重点施策と考えます。バス公共交通の拡充はその水準をはかるバロメーターとも言えます。市民が暮らしやすい街は高齢者や障害者が尊重されるということです。こうした観点から全市デマンドの着実な実施、さらにはふるさとバスの改善、中心市街地へのきめ細かい支援などの発展に是非取り組んでいただきたい。

4、群馬総社駅の西口自由通路の設置について
 本市のJR駅の未整備駅は群馬総社駅だけになりました。群馬総社駅はわが党が住民とともに運動し、駅の段差の解消やトイレの施設整備に貢献してきました。今後は西口を開設して自由通路を設置することです。 しかし、先の答弁では西口までのアクセス道路、駅前ロータリーの整備を検討すると述べましたが、大規模な開発や区画整理では長期化してしまうし、本市の区画整理手法はすでに13地区が整備中で、長期化が問題となっているので新たに区画整理をおこなうべきではありません。
当該地域の地権者の中には道路拡幅や駅前広場の拡幅ではなく、現況での前橋市所有の土地を活用して自転車置き場を配置し、エレベーターを設置した、西口自由通路を望んでおります見解を伺います。
結論
地権者をはじめ地元住民の意思を十分尊重して早期に実現していただきたい。

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