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議会報告

市が制定準備中の「再生エネルギー規制条例」に意見や要望の提出を【2016/6/15】

(株)関電工の大規模木質火力発電所も条例規制対象に!

 前橋市は、太陽光や風力・バイオマス発電など再生可能エネルギー設備が自然環境や景観の破壊を招かないよう、赤城山麓の一定地域(おおよそ国道353以北)等に設置する一定規模以上の施設を許可制度とする条例を9月議会に提出すると表明しています。
現在、6月20日(月)までの期限で、市が示した条例の骨子について、市民からの意見聴取(パブリックコメント)を行っています。

宮城地区の苗ヶ島町に計画されている(株)関電工の6750キロhの大規模な木質火力発電所計画に対して近隣住民が反対運動を続けており、『原発事故で放射汚染された間伐材を年間8万トンも焼却すれば放射性物質による2次汚染が心配される』と、1万人をこえる白紙撤回を求める署名が市長に提出されています。

党市議団は、『関電工の火力発電所も制定準備中の再生可能エネルギー規制条例を適用すべき』など条例を制定する前橋市長に積極的な意見・要望を出し、『制定するなら実効性のある条例にすべき』だと市民に広く呼びかけています。

 ◆前橋市のホームページに条例案の骨子と意見提出の記載方法が紹介されています。市役所・支所や公民館などにも置かれています。

地元住民は粘り強く白紙撤回を求めて署名運動

関電工の火力発電計画の白紙撤回を求めている「赤城山の自然と環境を守る会」(会長・横川忠重さん)は「クリーンな自然エネルギーについては否定するものではない。しかし、私たち百世帯が生活する直ぐそばに24時間運転で七千七百世帯分の電力を供給する木質火力発電施設は余りにも大規模。放射能汚染や地下水汚濁や枯渇、大量の木材を搬入する車両による交通事故や騒音などの不安がぬぐいきれない。しかも、関電工は住民への丁寧な説明もせずに施設建設を始めようとしている。到底納得できない。市は条例でしっかり規制してほしい」と白紙撤回を求めて署名運動を強めています。

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