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活動報告

前橋市水質浄化センターの汚泥に含まれる放射性物質の管理等についての要請を行なう【2011/5/20】

 党市議団は、5月19日、高木政夫市長に対し、前橋市水質浄化センターの汚泥等に含まれる放射性物質の管理等について要請を行ないました。飯塚朝一公営企業管理者、林豊上下水道部長、堀越功三下水道施設課長、下田秀章浄水課長が対応しました。

 前橋市は、5月13日市水質浄化センターで9日に採取した下水汚泥などから県営下水処理場より高い数値の放射性物質が検出されました。
 党市議団は、「袋詰めにされた約40tの焼却灰やブルーシートで覆って保管している約20tの溶融スラグから放射線量の放出が危惧されているのに、子どもを中心とするイベントの開催は問題。直ちに同施設の放射線量を検査すること。同施設の一般開放はやめること」と要請しました。
 飯塚公営企業管理者は「直ちに放射線量の検査を専門の業者に委託し、数回実施する。施設の開放については、結果を見て検討していきたい」と答えました。

前橋市水質浄化センターの汚泥等に含まれる
放射性物質の管理等についての要請

 
 東日本大震災における福島第一原発事故で飛散した放射性物質が下水汚泥等から検査されました。
報告によれば、下水汚泥からはヨウ素131が149ベクレル、セシウム類が1,844ベクレル。焼却灰からはセシウム類41,000ベクレル、溶融スラグからは同じくセシウム類が17,090ベクレル検出されました。
特に、本市のセシウムの検査結果は、近隣自治体の検査結果の数値より異常に高い数値であることが判明されております。
また、放射性物質が含まれている焼却灰が飛散しないように二重の袋に詰めてはいるものの野積みの状況であり、溶融スラグについてはブルーシートで覆ったまま露天の状態で保管しています。
同センターでは、6月19日には、例年通りセンターの一般開放が予定されており、子どもたちなどが集うように、金魚すくいやめだかすくいなどの催しが計画されています。
つきましては、子どもたちや近隣住民、センター職員の安全を確保するために次のような対応を要請します。

                記
1、保管中の焼却灰や溶融スラグから発生している放射線量を直ちに測定し、公表すること。

2、放射線飛散の恐れもあることから、6月19日の子どもを含む一般市民の開放は中止すること。

 
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