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議員団紹介 中道なみ子 議員

「前橋工業団地造成組合議会」12月17日に開かれる (あかるいまち 2010/1/1号)【2010/1/6】

「前橋工業団地造成組合議会」とは

 前橋工業団地造成組合(前工団)議会は、市内の土地を購入・造成し、工業団地・住宅団地として分譲・売却するための議会。議員の構成は、前橋市議と前橋選出県議それぞれ5名の計10名。市議5名は一年毎に選挙で選出。例年3月と12月に議会開会。今年度は共産党市議団として中道浪子議員が選出されている。

前年度・市一般会計から
        約14億円も前工団に繰り入れる


 当事業は、工業団地も住宅団地も売り払い状況が悪く、今ローズタウン住宅団地は、一部造成をストップしている。08年度末で累積赤字は103億円。国の財政健全化法の適用を受け、当年度分13億8411万円を市の一般会計から繰り入れた。
 昨年3月議会で承認案件だったが、中道議員は反対し「前工団財政は破綻状況。工業団地や住宅団地の分譲は民間に任せて事業は終息すべき」と主張しました。

今年度も赤字見込みが約20億円も

 今議会でも同議員は、団地分譲の売り払い状況と財政について質問。「07年度の売り払い額は24億円、08年は10億円と半減。09年度の赤字見込みはいくらか。一般会計からまた繰り入れるのか。これでは悪魔のサイクルだ。ローズタウンは造成せず、土地を切り売りしてこれ以上負債は増やすべきではない」とただしました。
当局は「20億円の赤字見込み。ローズタウン造成は検討が必要」と答弁。

疑惑の土地がど真ん中
       朝倉工業団地拡張に約31億円

 同議員はまた、今年度から実施する朝倉工業団地拡張計画について質問。(党市議団は、拡張に反対。他の全議員賛成で計画は推進)
「拡張計画予算は、約31億円。その内借り入れは新たに30億8000万円。


企業の進出担保のため、造成前に覚書を結ぶべき

 いくらオーダーメイド工業団地といえども、この不景気で企業進出も不安定。進出企業の確実性を担保するために、造成する前に覚書を結ぶという慎重さが必要。最低でも企業三社の確定がなければ造成しない。

市長支援企業の土地は損売りにすべき

 市長の支援企業である『ノーソー』と『農桑ファーム』の土地の買入価格は、元高木産業からの買入価格より低く設定すべき」と追及。当局答弁で、市長支援企業の土地買い入れ価格は、損売りになることを確認。覚書をいつ交わすかについては「あまり制限すれば進出しにくくなる」と市長が答弁しました。

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