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議員団紹介 中道なみ子 議員

建設水道常任委員会・予算委員会質問
【1、市営住宅の震災対策と環境整備について、2、一般住宅の耐震改修と住宅リフォーム助成制度創設について】【2011/3/22】

1、最初は、市営住宅の震災対策と環境整備についてです。r>
その1つは、耐震補強工事を必要とする9棟の市営住宅の工事施工についてです。

@本市・市営住宅には耐震強度のない住棟が9棟あり、再三議会で取り上げてきましたが、未だに耐震補強工事に至っていません。幸い、今度の大震災での被害は免れましたが、まったなしです。工事施工に至っていないのは、どうしてなのか。お伺いします。また、短期間に工事を終了させるために、9棟の工事計画を立てるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

●今度の大震災を経験して、この9棟の耐震改修は待ったなしです。直ちに耐震工事を開始することを求めておきます。

その2つは、大震災の対応策としての自家発電機の配備についてです。
@今回の大震災で、1回3時間ほどの計画停電が実施されました。公営住宅団地は水の供給はポンプアップしていますから、停電すると断水してしまいます。
特に、団地の3階や5階に住んでいる一人暮らしの高齢者は、揺らぐ地震が怖くて、停電で真っ暗になり、水道が止まってしまうなどで、一人ではこわくて部屋に居られないといいます。そんなことから、今回自主的に「ひろせ老人福祉センター」や団地集所に避難したのです。
そこで、避難所となる団地集会所などには、停電になってもトイレや給水、停電の心配がないように、自家発電装置を配備する必要があると思います。見解をお聞かせください。

●本市には、第一次避難所が96か所ありますが、自家発電設備は一か所も配備されていません。今回の大震災の教訓からすれば、団地集会所やひろせ老人福祉センター、地域の公民館で避難された方が少なくない人数であったことも報告されているように、団地集会所を含む本市全体の避難所の拠点については、通常から自家発電の配備が必要だと思いますので、検討するよう強く求めておきます。

その3つは、団地内広場のトイレ設置についてです。
@例えば、広瀬町1丁目の第1団地の広場は、平日でも土・日でも夕方まで小学校の子どもたちがたくさんよく遊んでいますがトイレがありません。同じく広瀬町2丁目の第4団地の広場は、高齢者がグランドゴルフの練習で、毎日元気に利用されていますがトイレがありません。団地広場にはトイレがないのです。「トイレを設置して」と住民から強く要望が出されていますので、ぜひ応えるべきだと思いますがいかがでしょうか。また、今度の大震災の教訓から、広瀬団地全体のことをかんがみれば、広場へのトイレの設置は必要です。ご見解をお伺いします。

●南橘団地の団地広場、いわゆる三角公園には住民の強い要望でトイレが設置されており、今、工事中ですが、整備後もトイレを設置します。各市営住宅ごとに全体を見極めて、トイレの設置を検討するよう求めておきます。

2、一般住宅の耐震改修と住宅リフォーム助成制度創設について伺います。
@これまでの大震災の教訓とすれば、住んでいる家がしっかりしていることで住民の命を救うと言われています。そこで、一般住宅の耐震改修が求められていますが、本市では、S56年以前に建築した家屋が4万4000戸もあります。     
ところが、耐震改修の実績は、08年度で2件、09年度1件、昨年度2件という状況で、担当課は、一般住宅の耐震改修の必要性を認め、促進させたいと考えています。促進させるための今後の対応策についてお聞かせください。

A今回の大震災で、瓦屋根破損に対しての「災害見舞金等支給制度」は、申請がたくさん寄せられていますが、「ブロック塀が倒壊した」、「お風呂場に亀裂が入った」などの被害も寄せられ、市の災害対策本部からもブロック塀破損25件、水道管破損6件の被害が報告されています。
今後は、「災害見舞金等支給制度」の拡充も必要ですが、一般住宅の耐震化の促進は、傷んだ住宅の改修と住宅リフォーム工事と組み合わせるともっと促進する可能性が生まれます。市長は、「住宅リフォーム助成制度」は、「研究していきたい」と答弁していますから、大震災後の教訓として、「住宅リフォーム助成制度」の研究を急ぐ必要があると思いますので、お考えをお聞かせください。

●知り合いの方の両親が京都に住んでおり、阪神・淡路大震災で家屋が全壊と評価されたのに、ケガもしなかったと聞いています。それは、震災直前に1階を耐震補強工事しており、その部屋で寝ていたため命が救われたといいます。耐震改修の促進のためにも「住宅リフォーム助成制度」の早い実施を求めて、私の質問を終わります。

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