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議員団紹介 中道なみ子 議員

介護保険料引き上げに日本共産党市議団が反対(「あかるいまち」より)【2012/4/20】

3月臨時議会に市長から介護保険料引き上げの条例改正議案が提出され、月3725円が4825円になり29・5%の大幅な引き上げ案になりました。

共産党市議団などが
「介護保険料引き上げ案」に厳しく反対

大幅な介護保険料引き上げ案に、日本共産党市議団と市民フォーラムが反対しましたが、清新クラブ、真政会、公明党、心世紀、未来の会、真澄会、市民の会の大勢が賛成し、多数で値上げ案を可決しました。

「高齢者の暮らし守れ」と代表質問・総括質問で主張

共産党市議団は21日、長谷川薫議員が代表質問で市長に値上げ案の撤回を求めました。続いて中道浪子議員が22日、総括質問で「80歳も過ぎた高齢者が食事や電気、暖房費を削って生活する姿を見て、介護保険料を引き上げるとはとても言えないと主張し、引き上げ幅をもっと抑制できなかったのか。厚生労働省さえも今回の引き上げは大幅になるので異例の対策として介護保険の財政安定化基金取り崩しの法改正を行った。市も特例の対策として一般会計の繰り入れで、引き上げを抑制すべき。船橋市などに学んで、保険料階層をもっと細分化すべき」と福祉部長に迫りました。部長は「十分とはいえないかもしれないがきめ細かな対応をした」不十分さを認める答弁をしました。介護保険料引き上げ案は27日、教育福祉常任委員会の議案審査に移り、小林久子議員が担当議員として審査に当たり、値上げしないような検討が足りなかったのではないかと厳しく反対討論を行いました。
 議会最終日(29日)には本会議場で、教育福祉常任委員長の中道浪子議員が委員会審査の状況を報告しました。委員長報告に対して、共産党は近藤好枝議員が本会議反対討論を行い、他の2会派も討論しました。
 共産党の反対討論は「年金が削減され、後期高齢者医療保険料も引き上げられ、その上、消費税が増税になれば、高齢者の生活は限界で、介護保険料引き上げはしない対策が求められている。
@介護保険財政の中の介護保険給付費準備基金を全て取りくずして引き上げ抑制に当てること。
Aまた、介護保険財政に貯めてある財政安定化基金を活用すること。
B介護保険料の段階設定を細分化して低所得者層の負担を軽減すること。

介護保険料を引き上げないように一般会計繰入れを決断せよ
Cあらゆる努力をしても介護保険料引き上げが抑制できないときは、一般会計の繰り入れを決断すべき。

開発優先・福祉後まわしでは老後の安心はない開発を目的としている前工団の朝倉工業団地造成事業には、4年間で43億5千万円も一般会計を繰り入れており、開発優先、福祉後回しではないか」と。安心して老後が送れるように、介護保険料引き上げ案の撤回を求めました。


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