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議員団紹介 中道なみ子 議員

朝倉小西側の駐車場建設断念か?
会社側が市農業委員会に建設申請の「取り下げ願い」を提出する【2012/8/9】

「子どもの安全を守れ!」と住民が結束 
 今年4月9日付けで、朝倉小学校西側に1,752u・約530坪もの敷地に常時4トントラックが27台も出入りする駐車場建設の申請が提出されています。

 一方、朝倉小学校をはじめ、PTA、朝倉町各自治会長、上川渕自治会連合会などから、子どもの通学路を守ってほしいと駐車場建設中止を求める要請が建設する会社あてや市農業委員会、山本前橋市長などに提出されています。

農業委員会・農地部会では、これらの要請を受け止め、駐車場建設申請に対して再三「保留」としてきました。農業委員の中には「代替地の斡旋をしたらどうか」と言う意見まで出されています。
 
「取り下げ願い」を8/10に農地部会が審査
 ところが7月20日(有)大生運輸は、市農業委員会に駐車場建設申請の「取り下げ願い」を提出しました。
 
 市農業委員会は、8月10日に行われる農地部会で「取り下げ願い」を審査して取り下げを認めることになる予定だと話しています。

中道浪子地元議員の談話

 中道浪子議員は「『子どもの通学路の安全が第一』と駐車場建設中止の要請行動を起した関係住民の声が反映した結果だと思う。子どもを交通事故から守ろうという力強い

行動に感激・感謝している。農業委員会は、会社が提出した『取り下げ願い』を認め受理して欲しいし、必要なら、代替地を斡旋してほしい」と述べています。


朝倉小西側の地に「運送会社・駐車場建設」が申請されている
PTA、自治会連合会など「中止の要請書」を市長や運送会社に提出
 全国で児童・生徒の登下校中の列に車が激突し、死傷者が発生する痛ましい交通事故が相次いでいます。
 7月19日には、太田市藪塚本町で横断歩道を歩いて渡っていた小学2年生らが大型トラックにはねられ死傷するという事故が起き、児童生徒の登下校時の安全対策が緊急に求められています。
 
 通学路の安全確保・対策は地域でも、前橋市議会でも、今、最大の課題となっている中で、市農業委員会に4月9日、朝倉小学校境界の6m幅道路西側に運送会社の駐車場建設のための「農地転用申請」が提出されました。

現地は4トントラック27台も保有する駐車場 
 申請した運送会社は、力丸町マック食品(株)の運送業務を請け負っている(有)大生運輸(粕川町)。

 朝倉小西側の駐車場用地となる農地は、1,752u・約530坪で、常時、4トントラックが27台も出入りする駐車場となる計画です。

市農業委・農地部会は農地転用申請を保留 
 5月の農業委員会・農地部会では、委員会の全会一致で「学校の了解が取れるまでは許可を保留とする」と決めました。

 学校長をはじめ、PTA会長、第1天川町、朝倉町1丁目、朝倉町2丁目、朝倉町3丁目、朝倉町4丁目、上朝倉町の各自治会長の8団体は6月28日、(有)大生運輸宛てに、「朝倉小西側への駐車場建設は中止をお願いしたい」との趣旨の要請書を提出しました。

 同日、市農林課と市農業委員会の斡旋により、朝倉小において学校側と大生運輸側との意見交換会を45分ほど行いましたが、大生運輸側は農地転用申請を取り下げる意思は示しませんでした。

子どもの安全を守ることが第一 
 農業委員会・農地部会は7月2日、現地調査と大生運輸社長との面接を行い、社長は「トラックの走行は学校の西側道路から出入りすることにし、南側や東側の道路は走行しない。出入り時間は、午前5時から午後7時・正午から午後3時とし、児童の通学時間は走行しない」と表明していますが、同席した農業委員は、多くの従業員を抱える運輸会社で、従業員教育を徹底することができるのかと疑問の声を述べています。

 また、農地部会では、今、営業も大切だが、事故を未然に防ぎ子どもたちの安全を守ることも大切。申請は取り下げてほしいと意見風出されましたが、運輸会社社長は、申請の取り下げに応ずる姿勢はありませんでした。
 なお、運輸会社と(株)マック食品との駐車場契約は来年とのことで、建設まで時間があるとのことです。

上川渕自治会連合会も駐車場建設中止を求める 
 7月5日、PTA・学校長・朝倉町の各自治会長など8団体と上川渕自治会連合会は、前橋市長宛に「駐車場の建設中止を求める要請書」を提出しました。

 9日この要請を受けて市農業委員会・農地部会は、全会一致で再度「申請書認可を保留」としました。

 中道浪子議員は、駐車場建設予定地付近のお宅を訪ねて「学校の西に運送屋さんのトラック駐車場ができる予定ですが知っていますか」とたずねたところ、「全然知りません」という返事でした。

 同議員は「今、児童・生徒の通学時に車による交通事故問題が多発しており、子どもたちを交通事故から守るためにも、学校に隣接したところに大型トラックの駐車場建設の申請は取り下げるべき。関係者からも中止の要望が提出されている。市と農業委員会は、駐車場建設地の代替用地を斡旋するよう努力すべき」と現地の状況を調査して意見を述べました。
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