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議員団紹介 長谷川薫 議員

臨時議会・清新クラブ議員への政務調査費の返還請求の提訴議案に賛成!(赤城根・2009年11月18日号)【2009/11/20】

 十一月十六日、前橋市議会の臨時議会が開催されました。議場の傍聴席にはNHKテレビや新聞各社の取材陣が詰めかけ、多くの市民が議会を見守りました。

  市長が清新クラブなどを「提訴」するという前代未聞の事態に  
 
清新クラブ(幹事長・立見賢三議員)など新旧5会派が2005年度から2008年度までに条例や規則に違反して支出した政務調査費約7137万円余り(遅延損害金含む)の返還を拒否しているため、高木市長が「不当利得返還請求の訴訟」を前橋地裁に起こすための承認を求める議案が提出され、清新クラブ以外の全会派によって可決されました。
 政務調査費(1議員あたり月額10万円が会派に交付)は、議員や会派の政策力を 高め、市民のさまざまな意見を議会活動に反映するなど、豊かな議員活動を保障するために制度化されているものです。
 清新クラブ所属議員は、会派の飲食、後援会・選挙活動、さらには個人の物品購入などの違法支出が行われ、証拠書類として保管が義務づけられている領収書を紛失したことが明らかになっています。
 日本共産党市議団の政務調査費の支出については監査結果でも視察調査費に計上すべき駐車場代千円を資料購入費に計上した事務処理上の誤り以外には問題の指摘はなく、収支報告書を修正して議会の了承を得ています。
長谷川薫議員は「日本共産党は政務調査費の支出のすべてを、会派や議員が自ら積極的に議会と市民に明らかにするよう求めてきました。清新クラブや真澄会の所属議員の返還拒否という態度は到底市民が納得できるものではありません。日本共産党も市長の提訴を承認しました」と話しています。
 提訴された現職議員は、立見賢三・金井清一・青木登美夫・横山勝彦・宮内禎一・岡田行喜・町田徳之助・梅沢百合子・長沼順一・阿部忠幸・安孫子哲(以上清新クラブ)堤孝之・関谷俊雄(以上真澄会)の十三名の議員です。

議員辞職を求める決議の採決には加わらず 
 
 市民フォーラムが提出した13名の議員の辞職を求める決議案について共産党市議団は、議員の資格に関わる議決は慎重に行うべきと考え、採決には棄権しました。長谷川議員は、「本来、個々の議員の資格に関しては、市民・有権者の審判にゆだねるべきであり、議員がなすべきは、政務調査費の使途の全体像や個々の議員の関わりと責任などの全容解明に全力をあげることであり、それによって市民に判断材料を提供する事です。一方で裁判に訴えることに賛成し司法の判断を仰ぎながらその結果を待たずに辞職を求めるのも筋違いです。議会として一日も早く全容解明をめざし自浄能力を発揮すべきです」と話しています。 

 市職員の給与引き下げ議案には反対

 公務員給与の引き下げは地域経済を冷え込ませ、最低賃金や年金・生活保護などの社会保障水準を引き下げます・・
 
 国家公務員の給与引き下げを行った人事院勧告に追随して、前橋市の一般職員二千九百人の給与の引き下げ議案が出されました。一時金は年間4・5か月を4・15か月に、平均給与を月額541円引き下げる提案で、総額年間4億2千万円もの引き下げになります。
 共産党市議団は@労働者を調整弁にして賃下げを行う財界の言いなりになった人事院勧告は不当、A市職員の生活実態を無視した過去最高水準の賃下げ、B地域経済に影響、C最低賃金や社会保障給付費を引き下げるなどを指摘し日本共産党市議団だけが反対しました。他会派の賛成で引き下げが強行されました。
 

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