トップページへ 前のページへ 目次ページへ
議員団紹介 長谷川薫 議員

議会改革・全議員に十分な質問時間の保障を!(赤城根・2010年1月27日号)【2010/1/27】

長谷川薫議員が19日の議会運営委員会で主張!

 質問時間の保障は前橋市議会の民主化・活性化の大前提 

 19日に開かれた前橋市議会の議会運営委員会では、年4回の定例議会の本会議で行なわれる「総括質問」の持ち時間についての協議が行なわれました。
 現在は、会派所属議員数に応じて質問時間の割り当てが行なわれており、共産党市議団は5人で一回の定例議会あたり54分です。その時々の市民の切実な要望を市政に反映するために最近は3人で時間配分をして質問に立っていますが、1人当たりの持ち時間は14分から20分というわずかな時間です。そのために、十分な質問項目が確保きず、市政のチェックや政策提言が思う存分できない場合がしばしばです。
 議会運営委員長から示された今回の改革案は「現行の総括質問のうち、予算と決算の審査のために各常任委員会が開かれる3月と9月の定例議会は現行どおりの会派割り当て時間(全部で414分)で二日間の開催とし、6月と12月議会は委員会が開かれないので、総括質問を1人14分(43名で602分)で三日間に開催日を延長したい」というものです。
 長谷川議員は質問時間の拡大に賛成しつつ、次のように意見を表明しました。
「全国的には、地方議会が行政へのチェック(監視)機能をしっかり果たすとともに、多様化する市民の願いを政策化し行政施策に反映させる機能を十分発揮することが必要との立場から議会改革が大きく進んでいる。たとえば議会運営委員会で去年の5月に視察した議員定数44名の岐阜市議会では、開かれるすべての定例議会の本会議一般質問を、会派の割り当て時間ではなく、一人40分の質問時間を希望するすべての議員に保障している。四日市市議会では一般質問を議員一人当たり(答弁時間を含む)30分を保障し、一問一答方式も採用している。前橋市議会でも若干の改善ではなく思い切った改革に踏み出すべき。予算決算審査の常任委員会の審査も一日だけに限定せず少なくとも二日間の審議に充実すべき」と述べました。
他の会派の議員からは、議会運営委員長の提案を補う改革意見は出ず、協議の結果各会派に持ち帰って相談した上で、次回の議会運営委員会で結論を出すことになりました。

 市民に開かれた議会に 
 
 前橋市議会は、本会議や常任委員会の市民の傍聴は認められていますが、テレビ放映やインターネットによる同時中継や録画視聴は行なわれていません。この議会の可視化の取り組みは大変遅れているのが実情です。この問題も議会運営委員会で協議されてきましたが、財政的な問題もあり現状では新年度中にインターネットを活用した中継は実施することで各会派の合意が得られています。
この問題についても長谷川議員は「いつでもつぶさに市民が臨場感のある市議会の運営や質問を見られるようにすることは大切なこと。すでにテレビ中継を開始している議会では、議員の議場での居眠りもなくなり質問や答弁にも緊張感が生まれて議会が大いに活性化し市民にも好評だと共通した感想が出されています。前橋市議会でも実現を急ぐべきです」と話しています。

ページのトップへ