トップページへ 前のページへ 目次ページへ
議員団紹介 長谷川薫 議員

イトーヨーカド前橋店の後継店・スズランとフレッセイの出店が突然白紙に(赤城根・2010年壱10月6日号) 
【2010/10/9】

突然の事態の変化に市民も当惑!

 8月に閉店したイトーヨーカドー前橋店の空き店舗にスズランやフレッセーなどが出店し、11月19日にオープンすると公表していた同店舗ビル所有者の曽我製粉(力丸町・曽我隆一氏)が、突然「すべて白紙に戻す」と表明していることが新聞報道されました。

市議団は「買い物難民対策」を一貫して主張
 
 前橋市の山口にぎわい商業課長も「突然の事態で詳しいことは分からない」と当惑しています。党市議団は、ヨーカドー閉店方針が発表された直後から、「高齢者など交通弱者の買い物の場所が奪われる」「大型店は地域社会に貢献する社会的責任も担っている。市長は営業継続を求めるべき」と主張。閉店が決定されてからは「買い物難民を生み出さないためにも一日も早く後継店の出店を市として支援すべき」と提言してきました。

「寝耳に水」の事態

 曽我製粉は白紙撤回の理由として、「3階から5階までの店舗などが十分に集まらず、賃料収入が採算に合わないことや、金融機関からの借り入れが困難になった」ことなどを挙げています。しかし、曽我製粉とスズランとフレッセイは8月に市内でそろって記者会見して、「1階にスズランが入って衣料品や化粧品、ギフトを販売。フレッセイは
地下1階で食料品を販売。2階には出店交渉中の約30社のファッション関係の店舗を出店させ、3階をカルチャーセンターにして、当面4フロアーで営業を再開させたい」と意欲を示していました。

市単独の「出支援策」も生かせず

 先の9月議会では、イトーヨーカドーやまもなく閉店するサティー国領店の空き店舗への出店を支援するために、1千u以上の大型店の出店時には、1億円を上限に店舗改装費用を補助する内容の市単独の助成制度と補正予算に党市議団としても賛成してきました。さらに、出店を予定していた店舗も開店の準備をすでに開始しており、フレッセイでは百人のパート従業員募集を済ませているだけに、その影響は甚大です。

 市も緊急対応策を

 党市議団は「地域経済の振興や高齢者の福祉に責任を持つ前橋市として、ビルの管理者の曽我製粉に詳しく白紙撤回の状況の説明を求めるとともに、今後どのような営業方針を検討しているのかについても早急に聴取すべき」と市当局に求めています。
 長谷川議員は「バス公共交通の便利な駅前の大型店であっただけに、短期間の閉店期間で再開することに買い物難民ともいえる高齢者など多くの市民が期待を寄せていました。サティーも閉店するだけに、民間任せにせず市行政としても積極的に店舗の営業再開に力を注ぐべきです」と述べています。

マイバスの東地区の新路線を試行運転( 2010年1月より )

 前橋市のマイバスは、2002年に北循環と南循環(関越交通)が運行を開始し、2007年に西循環(永井運輸)の3路線を運行しています。車両は現在すべて日野の低床の小型バスです。運賃はいずれも大人100円、子ども50円、未就学児童は無料、一日券300円です。
 特に、北循環・南循環は比較的短距離区間を20分間隔で運行していることからたいへん利便性が高く、それが収支率の高さに反映していると言えます。
 党市議団はマイバス路線の拡充を繰り返し求めてきましたが、前橋市は東部地区への循環バスを走らせるために、来年1月から2ヶ月程度の試行運転を行なうことになりました。路線は、前橋駅・中央前橋駅・児童文化センター・日赤・保健所・協立病院などを循環します。多いに利用して4番目のマイバス路線として正式に運行させることが大切です。

 

ページのトップへ