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議員団紹介 長谷川薫 議員

富士見の循環バス 呼び出し方式に改善を(赤城根・2010年12月8日号)【2011/1/18】

富士見地区の住民が長谷川議員とともに市長に要望

 富士見の「富士見地区の循環バスの運行改善を求める会」(代表・下田嘉丈氏)は6日、地区内を運行している循環バス「るんるんバス」の運行改善を高木前橋市長に要請しました。
岩崎始代表代行ら9名が参加し、地区内全域から寄せられた743人分の署名を板井稔政策部長に提出して懇談しました。この要請には、酒井ひろあき県議予定候補と長谷川薫市議と中道浪子市議が同席しました。
 地区内を現在循環している「るんるんバス」は一日10便が運行されています。ところが利用が不便なために、2009年度の一便あたりの平均乗車人数は1・8人と少なく、住民から「空気バス」「始終空(シジュウガラ)バス」などと呼ばれています。
 参加者は、「高齢者など交通弱者が確実に増えているのに、利用の少ない循環バスが走り続けているのはおかしい」と運行の改善を求める声が高まっていることを紹介。そして、大胡・宮城・粕川地区で運行されている、必要なときに電話で呼び出して目的地まで直行するデマンド方式のバスの年間利用者数が富士見の約5倍に達していることを指摘。「るんるんバス」を早急にデマンド方式に転換し、より効率的な運行と利用率の向上を図ることを求めました。さらに、運行区域や停留所・料金などを検討する住民参加の「検討委員会」の立ち上げを求めました。
 板井政策部長は「今のままでよいとは思っていない。るんるんバスの運行コースを当面は関根町の国道17号まで伸ばす改善を検討している。デマンド方式への変更の強い要望も理解している。みなさんの思いをきちんと市長に伝えたい」と述べました。
 懇談に同席した酒井ひろあき県議予定候補は「運転免許を返上する高齢者も増えています。通院や買物に苦労している高齢者を支援するためにも、バスの運行改善を急いでいただきたい」と述べました。
 長谷川薫議員は「要望された検討委員会の早期立ち上げに向けて、議会でも強く要望していきたい」と述べています。

 旧麻屋デパートを保存して活用を!

 前橋に「平和資料館」設立をめざす会(代表者・岩根承成氏)は11月26日、千代田町の「旧麻屋デパート」を保存し、歴史や文化を基軸とした「平和で活力あるまちづくり」を求める請願を470名の署名を添えて前橋市議会に提出しました。

 旧麻屋デパートは昭和9年に建てられた鉄筋3階建ての建物で、昭和20年8月5日の前橋大空襲で付近一帯が丸焼けになった中でも奇跡的に残りました。戦争遺跡でもある建物は3年前には、国の登録有形文化財に認定されています。同会では、平和都市宣言をしている前橋市として、歴史的建造物としての価値ある建物を生かし、平和の語り部として恒久保存を求めています。
 そして、たとえば、1階を商店や前橋物産店に、2階3階を、糸のまち前橋を象徴する民俗資料館および平和学習の生きた場としての平和資料館としての活用を提案しています。
 ところが、前橋市は請願が提出されているにもかかわらず建物所有者と建物の解体を条件とする跡地の購入契約を12月2日に締結し、13日から解体工事を開始すると請願の紹介議員となった日本共産党市議団に伝えてきました。
 党市議団は直ちに「めざす会」に連絡。同会は12月6日、塚田都市計画部長に会い「少なくとも請願審査前に解体しないでほしい」と解体工事の延期を強く求めました。当日夜、同部長から党市議団に「15日まで解体工事には着手しない」との連絡がありました。

議会は取り下げを求めず、誠実に請願審査を!

 ところが市議会では、「建物解体を前提とする土地の売買契約が締結されたので請願審査を取り下げるべき」という声も強まっています。
 長谷川薫議員は、「市民の麻屋を残してほしいという願いを受けとめて請願を審査すべきです。事実上、前橋市が市民の意見も聞かず文化財を解体するような契約内容は大問題です。請願採択と契約内容の変更を求めて全力をあげます」と述べています。

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