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議員団紹介 長谷川薫 議員

東日本大震災・福島原発事故への緊急対応を申し入れ(赤城根・2011年3月16日号)【2011/3/16】

長谷川薫議員が現地調査と県外からの被災者を見舞う 

 3月11日(金)午後2時46分に発生した国内観測史上最大のマグニチュード9の大震災は、東北地方に甚大な被害を発生させましたが、本市においてもこれまでに経験のない震度5強の揺れを記録しました。
 多くの市民が建物から退避するとともに、屋根瓦の破損や断水などの被害も発生し、余震の不安で避難所への避難・宿泊をする市民も出ました。

支援対策を申し入れ
 
 地震発生後、長谷川薫議員など党市議団は直ちに、市内の地震による被害状況の調査を行なうとともに、市民や学校への見舞いを行うとともに、翌日の12日(土)に前橋市(災害対策本部)、15日(火)に群馬県(災害対策本部)に、損壊した学校などの緊急補修と安全対策、ガソリンや灯油・食糧などの不足対策や福島原発事故の放射能の影響調査などの実施と市民への安全対策などの緊急申し入れを行いました。

広瀬老人センターには50人が避難 

 市内の被害状況は、屋根瓦などの落下が613件、墓石などの転倒が180件、ブロック米の破損が5件、水道管破裂が7件、小中学校の外壁破損やタイル剥離が40件、市営住宅の断水や漏水が31件、市役所や出先機関の建物は損が38件などでした。
長谷川議員が12日にお見舞いに出向いた細井小学校では有坂浩一郎校長先生から状況を聞きました。
 校長先生は、「地震発生時には丁度、授業が終わって帰りのホームルーム時間でした。あまりにもひどい揺れでしたので、生徒全員を机の下にもぐりこませて身を守らせました。揺れが落ち着いたので直ちに何も持たせずに運動場に退避させました。余震が続いていたので、校舎に入れるのは危険だと判断して、ランドセルを置いたまま担任が付いて集団下校させました。建物は耐震補強工事をしていましたが、あれ以上ゆれればつぶれるのではないかという不安を感じました」と話していました。
 長谷川議員は「私たちも市議会庁舎の揺れが激しくて桃井小学校に緊急避難しましたが、小中学校では余震で揺れるなか子どもたちだけで帰宅させたり、余震の中で校舎に入って持ち物を持って帰らせた学校など対応はさまざまです。保護者やPTAからも改善を求める意見が出ています。子どもたちの命を守る最善の対応策を意思統一する必要があります。また小中学校の校舎は99%の耐震補強工事が完了していますが、体育館は44%にとどまっています。避難所にもなる体育館の補強工事を急がなければなりません。また、毛布や水などの救援物資の分散備蓄も進めなければなりません」と話しています。
 また、市営住宅の5〜9階などの建物は停電による断水や揺れの激しさから避難せざるを得ず、広瀬団地で50人が老人センターに、南橘団地では5人が南橘公民館に避難するなど約100人が避難所に避難しました。

屋根瓦の損壊に市が見舞金

 前橋市は、災害見舞金支給制度を改定し、屋根瓦の50%以上の破損に5万円、それ以下の破損に3万円の見舞金を支給します。市の資産税課にまず電話し現地確認を受けて、罹災証明申請書を提出し増す。詳細の手続きは市に照会を。

市が放射線汚染対策を開始
 
 福島第一原子力発電所の重大事故で飛散した放射能の汚染の影響が市内に及んでいます。県の上沖町にある衛生環境研究所で測定しいている放射線量が大幅に増えているのです。前橋市は環境課や教育委員会で対策を開始しました。






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