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議員団紹介 長谷川薫 議員

前橋市が放射線量の測定結果を公表(赤城根・2011年9月4日号)【2011/9/22】

日本共産党市議団はさらに詳細な測定と対策を要求

 党市議団は市長に「東電福島第一原発事故によって発生した放射能の汚染状況を把握するために、学校や保育所や公園などの放射線量をできるだけ細かく測定して市民の健康を守ってほしい。農畜産物や学校給食や水道の放射能測定も実施を」と繰り返し要求してきました。
前 橋市は6月末から測定を開始し、その結果を公表しています。それによれば市は「7月12日から実施した前橋市内の保育所(園)、幼稚園の園庭、小・中・高等学校の校庭及び運動場・公園等における放射線の線量は、毎時0.026〜0.138マイクロシーベルトの範囲にあり、平均値は保育所(園)、幼稚園で毎時0.06、小・中・高等学校で0.063、運動場・公園等で0.071であった。また、清掃工場周辺及び水質浄化センター周辺等における放射線の線量は、毎時0.032〜0.154マイクロシーベルトの範囲にあり、平均値は清掃工場周辺で毎時0.073、水質浄化センター周辺で0.055マであった。原発事故以前の群馬県内における土壌から放出されるガンマ線線量の平均値は毎時約0.03マイクロシーベルトであった。したがって、今回の測定値は当時に比べると約2〜2.4倍の線量と見積もられるが、文部科学省が示した線量低減策を実施する場合の基準値(毎時1.0マイクロシーベルト)を大きく下回っている。6月の線量率と比較しても大きな変動はなく、健康に影響はないと考えられる」と述べています。

 長谷川薫議員は「市の測定は運動場などの中心部の測定です。市議団独自の測定では、数倍の放射線量が測定され、年間被曝が1ミリシーベルトを超えると思われる箇所もあります。市は詳細な測定をして汚染土壌の除去も検討すべきです。簡易な放射線測定器も全小中学校などに配備すべきです」と述べています。

地表面放射線量(マイクロシーベルト/時)

敷島小学校 0.099  
岩神小学校 0.084
芳賀小学校 0.077
細井小学校 0.091
桃川小学校 0.068
荒牧小学校 0.065
原小学校  0.060
時沢小学校 0.059
石井小学校 0.055
白川小学校 0.088
第3中学校 0.067
芳賀中学校 0.058
南橘中学校 0.059
鎌倉中学校 0.066
富士見中学校0.105
南橘保育所 0.075
細井保育所 0.075
芳賀保育所 0.073
富士見保育所0.091
はと保育園 0.032
第二はと  0,050
北保育園  0.067
敷島幼稚園 0.064
富士見幼稚園0.087
ばら園 0.093
鳥取町東公園0.108
上細井公園 0.069
嶺公園   0.101
赤城少年自然の家0.129
横室古墳公園0.100
市之木場ふれあい広場0.135

六供清掃工場入口 0.086
亀泉清掃工場入口 0.070
大胡クリーンセンター 0.063
富士見最終処分場  0.150
前橋最終処分場中央 0.114
前橋水質浄化センター(六供町) 
●焼却灰保管場所 4.1 【放射線管理区域】
●溶融スラグ保管場所 1.3
●焼却灰ホッパー下部 1.3
●溶融炉集塵機下部 14.0【放射線管理区域】



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