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議員団紹介 長谷川薫 議員

長谷川薫議員が9月議会で総括質問(赤城根・2011年9月25日号)【2011/9/22】

新清掃工場の予定地の見直し・バスの運賃値上げ方針の撤回などを求める 

 9月15日、長谷川薫市議会議員は、開会中の9月定例市議会で、本会議総括質問を行ないました。質問要旨を報告します。

 
新清掃工場の予定地・下増田町の再検討を
 
 市は3か所の清掃工場を集約し、2016年の稼働をめざして新清掃工場の建設計画を進めています。長谷川議員は「8月に開かれた市主催の公聴会で意見表明した16人全員が予定地に反対して変更を求めました。工場の排気ガスの影響を受ける2・5キロ圏内には、学校や病院や住宅などが密集する伊勢崎市の市街地。また予定地は広瀬川と荒砥川に挟まれた軟弱地盤で、市が策定した洪水ハザードマップには5bの浸水危険地域とされている。市が実施した環境影響評価の結論は、大気汚染も水質汚濁もなく環境に配慮した施設と結論づけている。しかし、排気ガスは総量規制がないので、24時間連続運転される日量396トンの焼却炉から1年間に排出される窒素酸化物やダイオキシン・重金属を含むばいじんは相当量に達する。また、工場の建設費は約175億円と試算しているが、洪水や地震対策が必要になれ大幅な経費増が予想される。ゴミ回収車の委託経費も遠距離運行で年間2億3千万円も増える。市は前橋市民はもちろん伊勢崎市民にもこのような事実を伝え、要望にもていねいに耳を傾けて、予定地の見直しもありうるという立場で再検討すべき」と求めました。
 関根環境部長・高木市長はともに「新清掃工場からの環境汚染は心配ない。財政的にも問題はない。計画通り進めたい」と明確な根拠も示さず、公聴会で出された意見にもていねいに答えようとしませんでした。

  マイバスやふるさとバスの料金値上げをやめよ


 長谷川議員は「前橋市が8月に策定した『公共交通マスタープラン』にマイバスやふるさとバス(大胡・宮城・粕川地区をデマンド方式で運行している)などの運賃を段階制・距離制運賃を導入して値上げしようとしている。高齢者や障害者など交通弱者支援のバスに受益者負担を強調するのは問題。高齢化社会に向けてもっとバス運賃を引き下げるべきで、値上げ検討はやめるべき」と質問しました。板井政策部長は「バス公共交通充実のための10年計画、総合的な充実をめざしたい」と答弁し、値上げ方針の撤回は明言しませんでした。また、長谷川議員が「富士見のるんるんバスは実施時期を決めて呼び出し方式で効率的に運行するデマンド方式に転換を」と求めところ、板井部長は「富士見住民の気持ち次第」と述べ、「今後早期に住民参加の検討委員会を立ち上げて、移行を進めたい」と表明しました。
 
現行保育制度を守れ・学校給食の無料化を!

 同議員は「政府は保育への企業参入を目的に、市町村の保育実施義務をなくし、保育の必要度の認定事務に後退させようとしている。保育も時間制限が行なわれ保育料も引き上げられる。このような制度改悪に反対を」と求めました。山口福祉部長は「国の動向を見守りたい」という傍観者的な答弁をしました。さらに同議員は「子育て支援策を強めるために子どもの医療費の無料化に続いて、小・中学校の給食費の無料化の実施を。3分の1助成など段階的な実施も。県にも実施を求めるべき」と質問しました。市長は「年間14億円もかるの実施は困難」と冷たく背を向けました。

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