前橋市は市内全域で放射能の詳細な線量測定を!(赤城根・2011年10月23日号)【2011/12/16】市民の被曝を減らすため、放射線量の高いホットスポットの発見と確実な早期除染対策を!日本共産党前橋市議団は、「原発事故に伴う放射能汚染から市民の被爆をできる限り最小限に抑えるべき。そのためにも放射線測定を詳細に行うべき」と繰り返し市当局に求めてきました。 これに対して、市当局は幼稚園・保育所学童保育所・小中学校・高校・公園・清掃工場などの測定を行い、学校給食や水道水などの測定を行い、「前橋市の放射能汚染は低レベルで心配ない」と広報しています。 しかし、関東近県で次々とホットスポットと呼ばれる局所的な高濃度の放射性汚染か所が発見され、自治体によって除染が行われています。このような中、保護者の要望に応えて前橋市当局もこれまでの小中学校の校庭の中心部の測定だけでなく、雨どいの下や樹木の下などの測定を行ったところ、細井小0・32、宮城小で0・542、工科大0・369、大胡小金丸分校0・522マイクロシーベルトが測定されるなど、年間被曝量が1_シーベルト(文部科学省が示す基準)を超える箇所が9箇所あることが判明しました。市当局は、現在までに雨どいの下など7箇所の汚染土壌などを取り除くなどの除染を行いました。 富士見地区は全体として高い線量を測定
日本共産党富士見支部と同後援会は16日、酒井宏明県議と長谷川薫市議とともに14箇所で放射線測定を行いました。高い線量が測定された箇所は赤城山の覚満淵(0・27)、同観光案内所(0・20)などでした。保育所やふれあい広場など多くの市民が利用する施設でも比較的高い数値でした。 長谷川議員は「放射線防護の原則は『限りなくゼロに近づけるべき』という立場です。とくに遺伝的影響やがんの発症など放射線被曝の影響を受けやすい子どもたちを守らなければなりません。市当局はさらに学校や通学路など市内各所の詳細な放射線測定を継続的に実施し、ホットスポットを発見して除染を実施すべきです」と話しています。 測定日 2011年10月16日 10時30分〜14時12分 富士見保育所砂場(小沢) 0.13〜0.14 同ウサギ小屋雨樋の下 0.13〜0.16 同朝顔のプランター 0.16 ふれあい公園展望台の下(石井)0.13〜0.15 同公園の桜の木の下 0.12〜0.14 赤城山新坂平観光案内所前 0.16〜0.20 赤城山覚満淵の遊歩道 0.25〜0.27 赤城山大沼の赤城神社付近 0.15〜0.17 富入沢ダム(石井) 0.10〜0.17 総合グラウンド(皆沢) 0.11〜0.15 ■単位〜マイクロシーベルト/時間・ 測定器 TERRA−MKS−05 |