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議員団紹介 長谷川薫 議員

前橋市が放射能の除染を開始!(赤城根・2011年11月6日号)
【2011/12/19】

小中学校の雨どいの下のホットスポットを除染

 福島第1原発事故で前橋市内にもセシウムなどの放射性物質が降り注ぎました。党市議団は「きめ細かく測定をして子どもたちの放射能による被曝をできる限り減らすべき」と強く市長に求めてきました。「保育所や学校施設の放射能測定を校庭や園庭の中心部だけでは不十分」と指摘し、「放射性物質がたまりやすい箇所を測定すべき」と強く求めてきました。

 このようななか、市が8月下旬から9月にかけて雨どいの下や樹木の根っこや砂場などを測定したところ、城南小では1時間あたり0・452マイクロシーベルト、細井小0・328、滝窪小金丸分校0・522、大胡中0・482、宮城小学校0・542、富士見保育所0・272、工科大学0・392など、高い放射線量が測定されました。

市は国基準の年間1_シーベルトを超える被ばく線量の箇所は危険と判断し除染

 前橋市は0・23マイクロシーベルト以上の放射線量の箇所は年間被曝に換算すると1_シーベルトになるので、除染が必要と判断し、雨どいの下の側溝の枯葉や土砂を取り除いて水で洗い流すなどの「除染」を11箇所で行ないました。福島県内でおこなわれているような重機で表土を取り除いたりする大がかりなものではなく、学校の用務技師や教職員が行ないました。「除染」後の同じ箇所の放射線量は0・2マイクロシーベルト以下に下がっています。

私有地も要望にそって放射線量測定を市が行なうべき

 長谷川薫議員は「高い放射線量が測定された千葉県柏市では13名の職員で放射能対策室を設置し、小中学校など公有地の測定だけではなく、市民の要望にもとづいて私有地を測定し、放射線量簡易測定器を市民に貸し出すことを決めています。前橋市も線量の高いホットスポットがあるのではないかとの市民の不安に答えるべきです。さらに詳細な市による測定を強く求めて行きます」と話しています。

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