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議員団紹介 長谷川薫 議員

「放射能の除染」を願う市民の要望に答えよ!(赤城根・2011年12月4日号)【2011/12/22】

雨どいの下は多くが基準を超える放射線量

 長谷川薫議員は11月28日に前橋市の関根環境部長と懇談し、放射能汚染対策について要請しました。

 同議員は「日本共産党が独自に市民とともに放射能測定器で公園や個人住宅を測定したところ、排水溝につながらず屋根に降った雨が雨樋から庭などに流したままの場所は、多くの箇所が0・3〜0・8マイクロシーベルト程度の放射線量が測定されている。国が定めている年間1_シーベルト以上の被曝を防ぐための線量0・23マイクロシーベルトを多くの箇所で超えている。市が公民館や小・中学校に配備した線量計を有効活用し、要望があれば個人宅の放射線測定も行うべき」「市民が除染する方法もわかりやすく広報すべき。雨樋の下などの汚染土壌を取り除いた場合には、市の責任で回収して安全に保管すべき」などと申し入れました。

排水溝につながらず敷地内に垂れ流している箇所の多くは、0.8〜0.5マイクロシーベルトの放射線量が測定されています。(前橋市内)
排水溝につながらず敷地内に垂れ流している箇所の多くは、0.8〜0.5マイクロシーベルトの放射線量が測定されています。(前橋市内)




 市の環境部長は「雨樋の下の放射線量が高いことは承知している。自治会などからの要望があれば、市が配備した線量計でゲートボール場などの公園や広場などを公民館や本庁の環境政策課の職員が測定に出向くが、個人宅までは現状では対応できない。測定器の市民への貸し出しも今のところ考えていない。市民が除染のために取り除いた汚染土壌の回収は難しい。六供町の市下水処理場の汚染された焼却灰も施設内に大量にたまり続けている。国や県レベルでの一時保管施設や処理施設ができるまでは、個人の敷地内に深さ30a程度の穴を掘ってビニール袋にいれて埋めれば放射線量は大幅に下がる。市民からの問い合わせには、このような除染方法を示して了解してもらっている」と述べています。

汚染土壌を市の責任で回収を!
 
 長谷川議員は「青柳公民館の雨樋の下の一部分は福島市内並の2・0マイクロシーベルトもの線量が測定されました。放射線は目に見合えないだけに、公的な場所に限定せず、できる限り詳細に測定しホットスポットを発見して、市の責任で確実に除染し市民の健康を守るべきです。議会でも市長に要求します」と述べています。

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