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議員団紹介 長谷川薫 議員

今も続く福島原発事故の放射能汚染の影響(赤城根・7月8日号)【2012/8/2】

放射線測定調査に長谷川市議も参加!


 日本共産党荒牧支部が6月29日に実施した第3回目の放射能測定会に長谷川薫議員も参加し、荒牧町の上宿公園・自性寺公園・新田公園内の測定を行ないました。
 ハンドマイクで「放射能は色も形も匂いもありません。測定をしなければ安全性を確認することはできません。ただいまより測定を行ないますのでお出かけ下さい!」と呼びかけてから、開始。呼びかけに応えて幼い子ども連れのお母さん、2週間後に出産予定という女性、自宅庭で家庭菜園を楽しんでいるというご夫婦、電気工事業を営んでいる方など3箇所とも近所の方が集まってこられました。
児童公園のブランコの下を測定
児童公園のブランコの下を測定
 測定は地表面と地上1メートルをホリバの測定器ラディーを使用。子どもたちが遊ぶブランコの下や滑り台の下、砂場などを測定。高いところで0・1〜0・06マイクロシーベルトの範囲でした。原発事故前と比較すれば明らかに高い数値でしたが、直ちに除染が必要判断される線量ではありませんでした。ところが、庭の泥と雨どいの下の泥を二つのバケツに入れて測定してほしいと持ち込まれた方の双方のバケツを測定すると、雨どいの下の泥は0・38マイクロシーベルトで、除染が必要な高い数値を示しました。
 長谷川議員から「雨どいの下はセシウムが集中し線量がどこでも高くなっています。本来なら行政が回収して管理すべきですが、前橋市は集めても処理ができないとの理由から『線量の高い箇所の表土を30センチ程度はがしてビニール袋に入れて、敷地内の離れた場所に1b程度の穴を掘って埋めてください』と市民に広報しています。不十分な対応ですがそのような方法で除染してください」と説明しました。また、「家庭菜園でできた野菜や、採取した山菜などの放射線量が心配な場合は、市消費者センターで食品の放射線量を丸ごと測定できる計測器があるので、約1キログラム程度持参して測定を要請してください。無料で測定してくれます」と紹介しました。
上宿公園の荒牧神社の社務所の雨どいの下は、0.8マイクロシーベルトでした。同議員は「マイクロスポットは他にも数多くあると思います。子どもが遊びの中で泥の粉塵と一緒に放射性物質を吸い込む内部被曝を軽視してはなりませんので、市の環境部に連絡して除染を求めたいと思います」と話しています。

マイクロスポットの発見・除染も継続的に実施して子どもたちの内部被曝を減らすべき 
 
 同議員は「前橋市は、空間線量については事実上『安全宣言』をしていますが、子育て中の母親の多くが雨どいの下などのマイクロスポットのきめ細かい除染を行政に求めています。赤城山などの観光地も除染が必要な箇所は測定すれば見つかると思います。たとえ低線量でも成長期のこどもはノ影響は軽視できません。内部被曝防止のためにも放射能汚染についてのきめ細かな測定を今後も行政がもっと実施すべきだと思います。市議会でも提言したいと思います」と述べています。

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