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議員団紹介 長谷川薫 議員

月額5万円で閉校した嶺小学校を民間事業者に貸していいの? 2016年 02月 23日【2016/3/23】


民間事業者が運営する「英語村」は市民のために貢献する事業と言うけれど・・・


 昨年4月廃校の「嶺小学校」・・・市は月額5万円で民間事業者に貸し出す方針

 昨年の3月末で芳賀小学校と統合したために閉校した嶺小学校(下の写真)の建物と敷地を民間に貸し付けるための募集をしていましたが、22日開かれた市議会の総務常任委員会で、中央カレッジグループ(学校法人有坂中央学園ほか6事業者)に20年の定期建物賃貸借契約で、月額5万円で貸し付けると表明しました。
 同グループは借り受けた嶺小学校を若干リフォームしたうえで「英語村」として、幼児から大人まで、英語を使い楽しく活動しながら英語を学べるテーマパークとして運営する方針です。利用者は、県内外から受け入れて、体験学習料を幼児は1500円、小学生2500円、中学生2800円、高校生3000円、大人は5000円に設定します。
 前橋市は昨年10月の公募要領で月額賃貸借料を92万3千円と設定していましたが、同グループが提案した月額5万円の賃料を市が受け入れようとしている点が問題です。
 確かに地元自治会などは、1年間廃校のままとなっているだけに一日も早く利活用してほしいという願いを持っています。同時に、市当局も校庭の除草などで年間約200万円の維持管理費を必要としています。しかし、これまでに高齢者施設や食品加工施設などとしての利用の問い合わせがありましたが、月額92万円の家賃が応募をためらわせていました。結果として2事業者だけの応募となり、その一方の選定となったのです。

市民の皆さんのご意見をお聞きしながら、党市議団としての対応を判断します!


 3月議会で議会としての承認が求められていますが、共産党市議団はこのまま月額5万円という賃料設定が市民の理解を得られるのかどうか、当初氏が提案した92万円の家賃設定が高すぎて応募を断念した福祉事業者や他の事業参加希望者が、5万円の家賃設定をしたら憤慨されるのではないでしょうか。家賃設定をやり直して再度公募する必要性の有無など…十分検討すべきだと思います。

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