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議員団紹介 長谷川薫 議員

競争教育をいっそう激化させる学力テストはやめるべき! 2016年 04月 21日 【2016/4/21】

市教委が前橋市の少学6年生と中学3年生を対象に全国一斉学力テストを実施

 日本共産党市議団は、これまでにも繰り返し「確かな学力を身に着けさせる教育とは無縁な点数競争を煽る学力テストをやめるべき」と主張してきましたが、4月19日に文科省が全国一斉学力テストを実施し、前橋市の小学6年生と中学3年生が参加させられました。
 同省は「指導の改善に役立たせるため」と言っていますが、結果が分かるのは数か月後で、答案用紙は子どもたちにも学校にも返されず、学校や自治体レベルでの結果が集計されて公表されることとなります。個々の子どもたちのどこが理解されていないのかなどの市道には全く役立たず、学力テストの平均点が公表されて、その結果が教育の最重要課題とされます。各自治体教育委員会、さらには学校間の競争をあおり教師の教育の自由を奪う結果をもたらすのです。
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 今必要なことは、競争教育を煽るのではなく、30人学級を早期に実現してすべての子どもたちがともに支えあいながら連帯して学びあう環境を作ることや、学習の遅れがちの子どもに丁寧に対応するなど、一人一人の子どもたちに目が行き届く教育こそ求められています。
 競争教育を助長する学力テストを強行した文科省に抗議するとともに、テストを無批判に受け入れて子どもたちに受けさせた市教委に反省を求めたいと思います。

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