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議員団紹介 小林久子 議員

市税の滞納問題を考えるシンポジウム
「くらし、営業を壊す乱暴な税徴収をやめよ」(ひさ子通信2010新春号)【2010/2/16】

「市税を考える市民の会」結成へ  
 乱暴な市税徴収を改めさせようと、12月23日に「市税を考える市民の会」が結成されました。会場いっぱいの80人が参加しました。
 はじめに、結成までの経過と役員、事務局、規約、運動方針が提案され、大きな拍手で確認されました。
 シンポジウムでは、5人のパネラーが、市税徴収の乱暴な実態を、例を示して報告しました。
▼店橋厚(前橋民商事務局長) 払わないのが悪いといわれるが、生活実態など加味し能力に応じて支払うのが税。ところが市はくらしや営業をまったく無視し、徴収第一。
 きちんと分割納付しているのに、一回でも遅れると差し押さえる。
▼中道浪子市議団長 市民税が一律10%に引き上げられ、増税で市民負担が重くなっている。
 実態に応じた丁寧な相談を行なうべきなのに、6千件もの差し押さえは異常。市民の立場に立ち法律の適用を。
▼仲道宗弘(司法書士) 母子手当ての差し押さえなどは違法行為。
 本税を払い終わって、残りは延滞金だけなのに、預金口座を差し押さえる市のやり方はおかしい。安中市、渋川市は延滞は本税を払えば猶予している。
▼吉野晶(弁護士) 法律ではきちんと徴税をといっているが、何が何でも取り立てろとは行っていない。徴収猶予や停止など、納税者の保護がたくさん書かれている。
 納税者の権利を守るための調整をする裁量が与えられている。この行使の仕方を間違えると過酷な取立てになる。
▼中川正彦(税理士) 納税の義務と生存権のバランスを取ることが必要だが、市の職員は取り立てしか考えていない。公務員は憲法を守らなければいけない。
 会場からも滞納や差し押さえで、ひどい対応をされたという発言が相次ぎました。

市長への請願署名にご協力を 
 
 今後の方針は、乱暴な市税徴収の実態を広く知らせ、改めさせる運動を強めると共に、国保税などの引き下げや減免を求めていくこと。市長への請願署名運動に取り組むこと。会として、市と交渉をしていくなどを確認しました。
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