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議員団紹介 小林久子 議員

9月定例議会報告
 旧ウォーク館を活用し美術館整備へ(ひさ子通信9.22)【2010/11/5】

9月補正で設計費5000万円計上
前橋市は2007年に取得した中心街の旧ウォーク館を市立美術館として整備することを決定しました。9月議会に美術館の設計委託費として2.299万円及び来年度の3.000万円(債務負担行為)あわせて5.000万円が補正予算として提案されました。
 ところが、党市議団の質問で、美術館の事業費の規模はまだ白紙の段階であることがわかりました。
 今後の整備検討委員会で事業計画を協議し、収蔵庫や展示スペースなどの施設の内容が明らかになるとのことです。
 市立美術館の整備は、市民の長い間の要望ですが、多額のお金をかけるのはやめてほしいという意見もあります。

整備は市民合意で 
 党市議団は美術館の建設は市民合意で進めるべきという立場で「できるだけ経費を抑えること。絵画などの収集や保管など貴重な文化遺産を次世代に伝え、その価値を社会に普及するという公共的な使命を持つ美術館の役割からして、運営は民間にまかせず市が直接行なうこと」を求めました。
 板井政策部長は「直営で行なう」と答弁しました。

文部科学省が少人数学級推進へ
 小中学校の統廃合計画は中止を!


文部科学省は来年度学級編成基準を30年ぶりに引き上げて、8年かけて教員を徐々に増やして小学1・2年は30人に、小学3年から中学まで35人とする考えです。
 この基準が適用されれば、学校のクラス数が増えて、市教育委員会の言う適正規模(一校の学級数が12から18学級)でないと言われた学校も適正規模になります。
党市議団は「現在の学級定数を基準にしている小中学校の統廃合計画は、ただちに見直し、中止すべき。また、市独自に30人学級の実施を」ともとめました。
 教育委員会は「少人数学級は県にも要望をだしている。まだ案の段階で具体的なものが示されていないので、国の動向を見て対応していきたい」と答えました。

全教室にエアコン設置を!

今年は異常な猛暑がつづき、教室内の温度も34度35度を超え、子どもたちが熱中症になるなど健康被害が心配されました。
 日本共産党市議団は9月議会で「猛暑対策として、小中学校の教室にエアコンを設置すべき」と求めました。
 教育委員会は「小中学校と幼稚園・養護学校77校の普通教室でエアコンが設置されていないのは1.063教室あり、設置に必要な費用は約12〜14億円。そのうちの3分の1は国から補助がある。今後どのように整備していくか検討したい。」と答弁しました。
 小林久子議員は「設置に前向きな答弁がされたのは良かったです。国の補助金を活用すれば10億円以内でできます。教育環境の整備は最優先課題です。ぜひ早期設置を」と話しています。

 群馬化成産業の悪臭問題
 3回目の改善勧告へ 


 荒口町のへいじゅう処理工場から出る悪臭は、周辺住民に多大な迷惑をかけています。今年は猛暑日で異様なにおいが続き「この悪臭は何とかならないか」との声が相次いでいます。
 市は工場境界や排水口、煙突から出る臭気指数調査を行い、施設改善を求めてきましたが、抜本的な改善になっていません。
 今回は3回目の改善勧告です。今回行なう施設改善が不十分の場合は今度こそ厳しい法的処置をとるべきです。
 また、城南地区自治会連合会との間で「公害協定」が結ばれています。この協定には自治会の工場立ち入り調査権も認めています。会社が協定を守っているかどうか報告義務があるので、会社に対して説明会の開催をするよう求めました。
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