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議員団紹介 小林久子 議員

2011年3月定例議会 総務常任委員会(3月)【2011/5/6】

1、バス公共交通              
(1) マイバス路線社会実験について


?今回の社会実験は、マイバスが運行していない中心市街地東部で、児童文化センター・保健所保険センター・日赤・協立病院・けやきウォークなどを経由し、2ヶ月間実施しました。上電利用者が各病院や施設に一回の乗り換えで行くことができることや、前橋駅の北と南を循環するなどし、利便性を図りました。
 私も乗って利用者の声を聞きましたが、「普段は駅の南まで、自転車で行ったりしているが、年なのでバスがあると助かる」「通勤に毎日利用しています」「元気21に行くのにバス停が道路を横断しなくていいので利用している」など、大変好評な意見をお聞きしました。
運賃はマイバス100円で統一してきて、これを継続すべきと思いますが、今回の社会実験で100円150円200円の三段階を取り入れました。この意図はどういうものだったのか。また利用者の反応はどうであったか。また、他のマイバス路線との、乗り継ぎの割引、共通一日券なども発行したが、これの利用状況はどうであったか。3点お聞きします。

?おおむね好評のようです。社会実験ということでしたが、市民から本格運行を望む声が上がっていますが、実施の考えについて伺います。

(2)富士見のるんるんバスの延伸とデマンド化について

?富士見地区の循環バスの運行改善を求める会が昨年12月6日、るんるんバスの運行改善を高木市長宛に要請しました。このとき現在運行しているるんるんバスは一日10便で、利用が不便ということで2009年度の利用者数は6414人、一日平均18人という状況です。住民は「バス停から遠くて利用できない」「空気を運んでいるよう」「高齢化が進んでいるのに利用の少ないバスがはしりつづけてるのはおかしい」との声が寄せられており、るんるんバスを早期にデマンド方式に転換するよう求める、地区内全域から寄せられた743筆の署名を提出しました。
議会でも市長からデマンド化に向けての検討をしたい旨の答弁がありましたが、その前に3月から富士見地区のるんるんバスを関根町の国道17号まで延伸して、その結果の検証を行なうということですが、効果は少ないとの声がすでに出ていますが、延伸で利用増が見込めるのか。

?延伸しただけで、利用増を望むのは、少し無理があるのではないか。なぜ利用が増えないのか、停留所の位置や数が適切か、路線が適切化などもつと検証すべきではないかと思います。いづれにしても、富士見地区の人たちは、延伸でなく、デマンドバスの早期運行を求めています。デマンド化の考えは。

高齢化が進み、通院や買い物にも苦労している高齢者を支援するためにも早い取り組みをお願いします。

3)ふるさとバスの延伸を 補助2457万円(H22年度支出)

?大胡宮城粕川の3地区のふるさとバスは平成19年1月から本格運行を開始し、現在240箇所のバス停を4台のバスが走っています。利用は月3000人台となっており、収支率が20%をこえる見込みがついたため、22年4月1日から県の補助路線に指定されました。
導入時に3地域に限定するということで、地域外は難しいということでしたが、嶺霊園まで延伸できないかという声があります。お彼岸時は臨時バスが出るようにこのの時期だけでも延伸することはできないか。

 ?前回のバス停の見直しから2年が経過したが、前回は人口や面積でバス停の箇所数を各自治体に配分し、240箇所を決定したということですが、人口の集中地からはずれた、山間部の地域では、バス停の位置を見直してほしいという要望があると聞いています。今後のバス停の見直しについての考えをお聞きします。

(4)公共交通マスタープラン策定

前橋市は、市内中心部から、赤城山までの山間地域など、広範な地域を要している。高齢者は、免許証を返して、車が乗れなくなったら、どうしたらいいのかと心配している。中心部に比べ交通が不便な地域の交通対策について、マスタープラン策定の中でどう位置づけているのか。
 
●高齢者や障害者が社会参加をしていく上で移動の自由と安全を確保することは不可欠な問題です。手法はバスタクシー、公共や住民組織などいろいろあると思うが、それぞれの結節を便利にするなど、移動の安全と自由を確保することを重視したプラン策定を要望します。


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