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議員団紹介 小林久子 議員

9月決算議会 2010年度決算に反対(ひさ子通信10.12)【2011/10/13】

 党市議団は、2010年度一般会計ほか、国民健康保険、後期高齢者医療、競輪、介護保険、農業集落排水、簡易水道事業、水道事業、下水道事業の各特別会計9議案に対し反対しました。(討論の要旨)

一般会計 
 本市は選択と集中による予算の重点配分を行なうため、身近な暮らしの予算を減額し、市民生活を犠牲にするものとなりました。
@大震災をふまえた災害対策と被災者支援、避難誘導体制、放射能汚染対策が不十分。
A47人の正規職員を削減。かわりに非正規職員を雇用し、不安定雇用を増大させ、官製ワーキングプァーを作り出している。
 経費削減を目的とした工科大学の独立行政法人化のスケジュールは中止を。
B市内中小企業・自営業者が長引く不況で苦しんでいるのに、企業誘致などのインフラ整備に莫大な予算を投入してきた。だが、東芝機器、イトーヨーカドー、サティの撤退で施策が成功していない。 内発型の地域振興策を進めるべき。
C敬老祝い金の削減や障害者へのガソリン代など減額し、高齢者配食サービスや緊急通報システムの利用を制限してきた。一方で、前橋工業団地造成組合の赤字補てんに3年間で34億円もつぎ込む。
D行過ぎた滞納整理により、市民の生存権が脅かされ、生活保護を受ける事態もうまれている。14・6%の高利の延滞金の引き下げを。
E3〜5mの浸水が想定される地域に新清掃工場を建設すべきでない。隣接する伊勢崎市民からも計画の見直しを求める13749人の陳情署名が上がっている。
F南部共同調理場に続き、図書館にも民間委託を導入したことは問題。
 住民合意が不十分な学校統廃合計画は止めるべき。
G群馬化成産業の悪臭、坂東工業団地の地下水汚染、旧前橋工業高校の土壌汚染などの対応が不十分。
H郊外大型店の出店で、中心街はさびれ、買い物難民や交通移動難民が生まれ、まちづくり施策の矛盾が拡大している。
 前橋公園整備に34億円。荻窪公園は21億6千万円。一方で公園の維持管理費の削減で、草が生い茂るなど手入れの行き届かない問題が各所におこっている。
I農業人口の減少や耕作放棄地の拡大などに歯止めをかけ、頑張る農家を支援することが求められている。
 
国民健康保険
 所得に占める保険料負担が10・16%にもなり、年金生活者で所得130万円の夫婦では15万円に。高すぎる国保税の引き下げや、減免制度の活用をすべき。
 
後期高齢者医療制度
高齢者差別医療であり、元の老人保健制度に戻すべき。

競輪事業 
市財政をギャンブル性の高い競輪事業に頼ることには反対。
 
介護保険
介護保険利用率は約6割と低い実態。お金の心配なく安心して介護が受けられるように、市独自の利用料軽減策を実施すべき。特別養護老人ホームの待機者解消にむけた増床計画を。
 
農業集落排水、上下水道 
料金に消費税が転嫁されている。水道の管理点検業務の民間委託で、技術の伝承や後継者の育成が困難になる。直営に戻すべき。

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