許せない!今年も前工団に10億円つぎ込む【2012/3/30】小林久子議員は、3月臨時議会で二十二日、議案の反対討論に立ち、平成二十三年度補正予算など十一議案に反対しました。■討論より抜粋■ 前橋工業団地造成組合の赤字解消を図るため運営費負担金10億4590万7千円を一般会計補正予算からつぎ込むことについては反対です。 前橋工業団地造成組合は、2002年から赤字を続けてきました。そこで国の財政健全化計画にもとづき単年度赤字を黒字にすることで、組合債の発行を可能にし、事業の継続をはかろうとするものです。 4年間で血税43億 前橋工業団地造成組合への一般会計からの繰り入れは今回4回目で、4年間で43億5458万円にものぼります。 前工団事業は、長引く不況により売れ残った造成地を多く抱えており、組合債の残高は22年度末現在で83億9000万円にもなります。 このことから呼び込み型の企業誘致は破綻していることが明らかです。こういう状況下にもかかわらず、朝倉工業団地の新規拡張を進めたことは問題です。オーダーメイド方式といいながら、企業が進出を断念するなどして、全区画の売却にはいたっていません。 前市長は「財政が厳しい」「選択と集中」と説明し、民営化や職員削減で効率化を図り、その一方で前工団には湯水のように一般会計を投入し続けてきました。 新たな工業団地造成も? 山本市長も、今議会で新たな雇用創出として、企業誘致を進めると答弁しましたが、企業誘致のために新たな工業団地を造成することは認めることは出来ません。これでは市内企業育成や中小企業支援策も実を結びません。 このような開発優先の姿勢を続け、かつ不要不急の公共事業のために、際限なく税金を投入することには、市民の理解は到底得られません。 |