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議員団紹介 小林久子 議員

介護保険料引き上げ止めよ(ひさ子通信4.8)【2012/4/6】

小林久子議員は、介護保険条例の改正について、教育福祉常任委員会で質問し「介護保険料引き上げ」の議案に反対の討論を行いました。

■討論より抜粋■ 
 高齢化率が高まり、介護給付が増えれば、介護保険料の引き上げにつながるという制度そのものの仕組みが問題であり、介護保険制度のあり方そのものが問われています。
介護保険料
月1100円の値上 
 介護保険料は3年ごとに改定されますが、2000年の制度開始時の基準額は前橋市は月2792円でした。以来改定ごとに上がり、現在月3725円です。そして第5期の保険料は4825円と一気に1100円も引き上げられ、年額57900円となります。
 今回の介護保険法「改正」で、都道府県の財政安定化基金を1億5700万円取り崩し、市の介護給付費準備基金6億円を当てましたが、それでも約3割の値上げです。
 市の介護給付費準備基金の全額の取り崩しはもちろんのこと、財政安定化基金は市の分だけでなく、県や国の分も取り崩しを求め、それでも保険料の引き上げになるとすれば、一般会計からの繰り入れを行い保険料の引き上げは止めるべきです。全国では千葉県浦安市や埼玉県美里町、北海道富良野町などで一般会計の繰り入れが行われています。

高齢者に負担次々に 
 
 4月以降、年金の物価スライドや過去の物価下落時の給付据え置き分に対応した年金の削減、後期高齢者医療保険料引き上げ、介護保険までもが大幅な引き上げと続き、さらに消費税増税も狙われています。高齢者は「年金が減らされ、次々と値上げではとても生活できない」と訴えています。3年後ごとに保険料を引き上げ、高齢者に幾重にも負担を押し付ける介護保険制度は破綻しているといわざるをえません。高齢者が安心して老後を送ることが出来るようにするためにも、介護保険料の引き上げには反対です。

共産党と市民フォーラムが反対 
 
 保険料の引き上げに、清新クラブ・真政会、公明党、心世紀、未来の会、真澄会、市民の会が「保険料の引き上げはやむをえない」との理由で賛成し、4月からの実施が決まってしまいました。

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