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議員団紹介 小林久子 議員

安曇野市デマンドバス「あづみん」・栄村げたばきヘルパーを視察(ひさ子通信7.1)【2012/6/29】

党市議団は教育、国保、デマンドバス、美術館、介護問題などで、6月13日から15日まで、長野県、安曇野市、松本市、栄村を視察しました。

緑豊かな安曇野市らしい緑の文字のあづみんの車両
緑豊かな安曇野市らしい緑の文字のあづみんの車両

安曇野市が社会福祉協議会に委託しデマンド交通「あづみん」を運行しています。市内を5地域にわけ、7人のオペレーターと14台の乗り合いタクシー(ワンボックスカー10台と普通乗用車4台)で、停留所方式でなく、ドアツードアで運行しています。
 市内を5つのエリアに分け、買い物などの利用が多い中心部を共通エリアとし、1時間間隔で走っています。何時のバスに乗るか電話で予約をします。1乗車大人300円、小学生100円、障がい者100円、未就学児無料で、8時から5時まで、土日はお休みです。
 高齢者や障がい者の外出の機会を増やすことで、高齢者や障がい者が元気に生活することをめざし、福祉の観点を大切に社会福祉協議会が運行に携わっていることが、すばらしいと思いました。 
 実際に乗ってみました。

高齢者見守りゆきどどくげたばきヘルパー
 
森野宮原駅前の7m85cmの高さの標柱
森野宮原駅前の7m85cmの高さの標柱
長野県の最北端にある栄村は、271.51平方キロメートルの広大な面積を有し、その92.8%を森林原野が占め、冬季は平均2〜3メートルの積雪で、一年の半分が雪というきびしい気候です。人口は平成24年4月1日現在、2,216人、世帯数は901世帯。65歳以上は1,012人で高齢化率45,66%です。
 昭和20年2月12日にJR森宮野原駅で7m85cmの積雪を観測。日本最高積雪記録の標柱があります。
 昨年の3月12日、震度6強の地震が栄村を襲い、家屋などの全壊、半壊、道路の亀裂、橋の崩落、土石流の発生など大きな被害を受けました。
 げたばきへルパーは、山里に点在する集落で、24時間ヘルパーが駆けつけ安否確認や介護の体制作りをめざし、現在31集落に有資格者の住民ヘルパーが181名おり、人口12人にヘルパー1人にまで増えています。
 住民パワーによる安心ネットで、高齢者が住みなれた郷土で希望を抱き安心して暮らせる村づくりをめざしています。高齢者総合福祉センター内に社協の事務所、ディサービス、内科・歯科診療所を併設。高齢者の見守りがゆきとどいています。
 復興途中ではありますが、栄村は小さくとも輝く自治体として、田直し、道直し事業、雪対策事業、げたばきヘルパーなど村独自の施策を高橋前村長の時代から展開してきました。

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