あき地あき家の指導強化を(ひさ子通信9.16)【2012/9/27】本市は空き家の管理条例の制定準備を進めています。相続をしても子が住まない、所有者が分からないなどで、老朽化した空き家が増え、雑草やゴミの放置、不審者の侵入、火災、地震台風などの家屋の倒壊など、周辺の住環境へ悪影響をおよぼしています。 大胡地区ではパチンコ店の建物あとにゴミや大量のタイヤなどが放置され、敷地内の社員寮の室内も大量のゴミがあるにもかかわらず鍵がかかっておらず改善指導しているが、放置されたままになっています。市内各所に、こうしたあき地空き家が増えています。全国の自治体の条例をみると、所有者の責務を明らかにし、行政措置として、調査、勧告、命令、公表とともに、命令しても、改善されず、倒壊などの危険が切迫している場合は、行政の代執行を可能としている自治体もあります。 小林久子議員は「今後空き家が増加し、困難事例が増えることも予想されるので、代執行を条例に盛り込むべき」と質問しましたが当局は「条文の検討している」と明確に答えませんでした。 今回の条例化は、所有者の責務と、行政の指導・権限強化を明らかにすべきで、条例を実効性のあるものにしていくには代執行を盛り込むべきです。 本市には「あき地の環境管理に関する条例」があり、空き地に繁茂した雑草などの除草の勧告や命令、立ち入り調査などを定めていますが、これも根本的な対策強化がもとめられています。 |