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議員団紹介 小林久子 議員

原発労働者の実態を知ろう(ひさ子通信9/29)【2013/9/27】

9月21日、高崎市箕郷文化会館において、さようなら原発群馬郡の会主催で学習会が開催されました。いわき市議の渡辺博之さんが、原発労働者の実態について講演を行いました。小林ひさ子議員も参加しました。
 
 渡辺市議は原発作業員の実態を調査し、様々な場で証言してきました。
 事故前から作業員は多重下請、偽装下請の構造がつくられており、ピンはね率は9割にもなっています。事故後は労働者のピンはねや、使い捨てがさらに激しくなってきたと述べています。渡辺市議は、政府や東電との交渉に取り組み、労働条件改善のための運動や実態を告発した労働者への支援を続けています。

原発作業員の証言 
 
 死と隣り合わせの恐怖が精神的ストレスになり、良い人も悪くなる。
●ここは戦場なんです。自分の身は自分で守れ、ここは自己責任だからと突き放される
●高い放射線量下の作業は5分で1ミリシーベルトの被ばくを受ける。常に早く早くを求められる●これほどきつい仕事したのに約束の賃金はもらえず、危険手当もビンはねされた
●僕は1年以上働き被ばく線量は70ミリシーベルトを超えたが、2〜3か月で線量オーバーで帰らざるを得ない作業員をたくさん見てきた。このままでは無駄な被ばく労働者ばかりで先が見えず、作業員もいなくなってしまう。《作業員は一日三千人以上が必要》


 講演を聞いた小林ひさ子市議は「作業員のあまりにも人権を無視した労働実態は許せません。作業員の健康管理と賃金や手当をきちんとすべきです。また東電は廃炉のための予算を削減し、遅々として進んでいません。今必要なことは政府が事故終息宣言を撤回し、事故対策に全責任を持ち、東電に対してあらゆる手立てを講じさせること、専門的英知を総結集することです。」と述べています。

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