前橋市・合併10年後の都市計画見直し
旧4町村の線引き見送り（11.10ひさ子通信）【2013/11/11】
前橋市は、合併した旧4町村（大胡、宮城、粕川、富士見）の都市計画区域について、合併10年をめどに市街化区域と市街化調整区域の線引きを実施するとしていましたが、これを当面実施しないことを市議会や地域審議会に報告しました。
人口減少や住民の反対
人口減少や少子高齢化が進み、旧合併町村の地区では、新築件数などの開発状況に低下がみられ、4地区で行った住民説明会でも「農業に展望がなく田畑も売れなくなる」「過疎化がさらに進む」などと反対意見が出されていました。
11月5日の大胡地区地域審議会でも線引きを当面実施しない方針が報告され、歓迎する声が多く出されました。
今後は、乱開発を防ぐため市は平成27年夏をめどに、都市計画区域を国道353北まで拡大・統合する計画です（非線引きのまま）
乱開発防止に区域指定
さらに、大規模な工場や風俗関連施設などと住宅が混在することを防ぎ、良好な環境を保つため、大胡、宮城、粕川地区の一部に特定用途制限地域の指定を検討するとしています。（富士見地区は平成31年を予定）
市は、方針案の内容について住民理解を得るため平成25年12月以降、地元説明会を開く予定です。
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