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議員団紹介 小林久子 議員

放課後学童保育の充実を・あいのやまの湯にセントラルスポーツ(株)を選定(ひさ子通信12/15号)【2013/12/12】

小林久子議員は12月9日総括質問を行い「学童保育所の充実について」「あいのやまの湯の指定管理者の選定」について質問しました。

学童保育所の充実を 
 学童保育所は平成25年度は49か所、入所児童数はi2227人とクラブ数、児童数とも年々増加しています。しかし小学校3年生までを基本としており、高学年の受け入れは厳しく、増え続ける学童保育の要求に現状が追い付いていません。

保育料の減免と引き下げを

 保育料は1〜3年生が月15000円〜8000円と差があります。多くの学童が1万円を超えており、全国平均の7371円と比べても保育料が高く、ほかに入所金2万円余りや保険料や延長保育料がかかります。
 小林久子は議員は「ひとり親家庭など経済的に厳しい家庭は負担が大変。保育料の減免は一部しか行っていないが、全学童保育所で行うべきです。また、近くの学童に通うしかなく学童施設を選ぶことができない以上、民間の高い保育料を下げて公設の地域運営委員会が行う8000円に統一すべき」と質問しました。
 年間平均283日、約1682時間もの長い時間を子どもたちは学童で過ごし、毎日の生活の場として利用しています。しかし、指導員の資格、配置基準、開設日、開設時間など統一されていません。小林議員は、市がきちんとした基準を作るよう求めました。

>全小学校区に設置を

 学童保育所は48小学校に49設置されていますが、全学校区に設置となっていません。
 滝窪小と金丸分校は11人が大胡東小学童に通っています。昨年は65人にもなり施設も限界です。小林議員は「滝窪小に学童を設置するなど全小学校区に設置を」と求めました。
 当局は「国の子ども子育て関連3法の制定で、対象を小学校6年生までに拡大。今後運営基準や施設整備計画を策定し、全小学校区に学童を設置していきたい」と答弁。
 小林議員は「国は保育では母親の就労によって保育を短時間と長時間に振り分け公的保育を後退させようとしています。学童に預けたい人が全員入れるように制度の質・量の拡充が必要です」と話しています。


あいのやまの湯にセントラルスポーツ(株)を選定

労務費の低下はサービス低下へ  

選定されたセントラルスポーツの収支計画を見ますと労務費の合計が6500万円で算出されています。現在の指定管理者は約8000万円余りで、1500万円も低くなっています。人件費を切り下げることは問題ではないのか。労働者の働く意欲は低下しないのか、サービスの低下はないのか心配されます。
 また、再委託する業務も清掃、警備、受付、設備等の保守点検など、ここも法令順守しているかどうかしっかり見ておくことが必要です。
市が募集要項に雇用継続について盛り込むべきではなかったか。
 雇用の継続は民々のことで口出しできないといいますが、セントラルスポーツは指定管理者制度の導入時、直営から移る粕川元気ランドの選定を受け、希望者は全員採用を前提とする。欠員が発生した場合の地元採用も書かれています。

 
公共サービスでワーキングプァを出していいのか
 
 
民々の契約に対して官は介入できないという姿勢が、安上がりの公共サービスに従事する労働者の生活を破壊し官製ワーキングプアを大量に生み出しています。民間が追求する営利主義は公共性の喪失を招き、安心、安全、安定した公共サービスの提供を危うくさせることになります。指定管理者には公募でなく、公的団体を選定し管理経験の蓄積を図るべきです。

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