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議員団紹介 近藤よしえ 議員

新清掃工場の公聴会開かれる【2012/2/28】

 2月25日に開かれた前橋市新清掃工場整備事業の環境影響評価準備書に係わる公聴会は選ばれた18人が5分間の公述を行ないました。
 今回の意見は4月に群馬県知事が前橋市に出す意見書に反映するものです。公述人の1人である近藤よしえ市議は「本準備書は原発事故以前に準備し作成したものであり、放射性物質の基準もないし、規制もない、項目そのものがありません。環境に与える影響及び人体に与える影響についての十分な検証を行ない環境影響評価を行ないべきです。また、清掃工場を現在の3ヶ所から1ヶ所に集約されることにより、危険性のリスクは高まる。施設建設にあたり最も重視すべきは放射性物質を除去して大気中に拡散しないようにすべきであり、現状のままでの建設はすべきでない」と述べました。
 また、他の公述人からは建設予定地は洪水危険地域であり、液状化も起こりやすい地域に建設する計画に具体的な浸水対策の記載もないなどが共通して出されました。
 車両通行量の増加問題では操業開始後の年間通行台数は346750台も新たに通行することになり、排気ガスが増加し、酸性雨や光化学スモッグの原因になる。
 隣接する伊勢崎市民からは宮郷地区は半径2・5キロの円内に玉村・伊勢崎と前橋の新清掃工場を含めて3ヶ所の清掃工場が存在する。大気質調査をこの円内で行なっていない群馬県の環境行政は無責任。万一の災害時には一度に被災してしまいリスク分散の観点か
ら理解できない。
 反対の会の波志江区長から窓の外を見てこんな広い前橋市がなぜ伊勢崎市に食い込んだ場所に清掃工場をつくるのか。十分に他の場所を検討したとも思えない。数100メートル下流には伊勢崎市の水源地がある。万一の事故を考えるとこんな場所に作る事に心配しな
いわけがない。候補地を選びなおしてほしいと強く要望しました。
 公述した18人全員が今回の環境影響評価準備書に対して不備あるいは計画の撤回の立場から述べました。前橋の新市長になった山本氏は選挙は新清掃工場の凍結をを公約していますので、しっかり守っていただかなくてはなりません。
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