1、はじめに、マイナンバーカードを前提としない便利なデジタル化の推進について質問します。
(1)まずは、マイタクの改善についてです。
マイタクの利用をマイナンバーカードでの利用に一本化して2年が経過しました。カードを持たない高齢者は、マイタクを利用できず、疎外感を持つ方も少なくありません。
マイナンバーカードを紛失したことがある方からは、不安でカードを持ち歩けないと伺いました。現在マイタクを利用している方も、カードを使わずにマイタクに乗れるようにしてほしいと、多くのご要望も伺っています。 マイタクの利用を促進するためにも、マイナカードに限らない多様な利用方法が必要です。
そこで、本市独自でQRコード又はICカードを付属した利用カードを発行するなど、マイナンバーカードがなくてもマイタクを利用できるよう、早期に改善することが必要と考えますが、いかがでしょうか。
【要望】(不正利用の心配もあるようですが、まずは市民、高齢者を信頼していただきたい)
マイナンバーカードがなく、マイタクに乗れないという疎外感を持つ人を1日も早くなくす、早急な対応が必要です。カードを持たない市民を排除してきた、マイナカード普及のためのマイタク政策の転換を強く求めます。
(2)次に、めぶくペイの改善について伺います。
①めぶくpayは、生活利便性の向上や地域経済の活性化への官民連携事業として昨年12月にスタートしました。めぶくpayの利用登録は、めぶくIDでの登録を含めマイナンバーカードでの登録が前提です。
市内における消費喚起と経済の循環への貢献が期待されますが、普及のために本市が予算をつけて次々にキャンペーンでポイントを付与しても、登録者の現状は約18,000人に留まっています。
現在、普及に繋げるため、新年度に始まった市街化店舗支援事業補助金のほか、まちなか既存店支援補助金、大胡、宮城、粕川、富士見地区並びに市街化調整区域が対象の買い物利便性向上支援事業補助金の利用条件として、めぶくpay登録店となることを求めています。
しかし、店舗リニューアルとめぶくpayの普及は目的が異なり、めぶくpayの登録を条件とするのは問題です。めぶくpayの登録を申請条件から外すべき思いますが、いかがでしょうか。
【指摘】将来的には事業者に決済手数料を請求するようになる可能性もあり不透明な状況です。決済手数料も具体的に決まっていないなど、制度設計がはっきりしないシステムの導入を求めることは問題です。指摘します。
②電子地域通貨で地域経済を活性化するためには、マイナンバーカードの登録に限らず、選択肢を広げ、高齢者も若者も抵抗なく、安心して利用できるよう選択肢を広げることが必要です。マイナンバーカードを使わず、独自のICカードを発行するなど様々な方法でデジタル化を進める自治体もあります。
めぶくpayもマイナンバーカードがなくても利用できるようにし、利便性向上に取り組むべきと考えますがいかがでしょうか。
【要望】住民目線に立ったデジタル化の推進で、マイナンバーカードに縛られずデジタル技術の利益を全ての市民が享受できるようにすることを求めます。DXを進める広島県の安芸太田町は、電子地域通貨機能付きのカード「morica」を全町民に配布し、カード上のQRコードで電子決済と地域公共交通が利用できます。さらにはスマートフォンのアプリもあり、このアプリは地域通貨や地域公共交通の利用に加え、ごみ収集カレンダー、防災無線、広報をはじめ様々な行政情報を得ることができます。マイナンバーカードがなくても、住民ニーズに応えるデジタル化の推進は可能です。他市の事例にも学んでいただきたいと思います。
2、次に、溢水対策について質問します。
(1)まずは内水ハザードマップについてです。
本市では、5月に前橋処理区内を対象とする内水ハザードマップを作成しました。本市では1時間あたり50ミリメートルから63.5ミリメートルの雨に対応する下水道を整備していますが、中心市街地の一部の地域は、近くに貯留施設がなく、ゲリラ豪雨や集中豪雨により、内水氾濫が発生しやすい環境です。
以前、集中豪雨により千代田町で汚水が逆流し、トイレットペーパーが逆流し地上に出てきてしまうこともありましたが、地域の方は衛生環境の悪化を心配されていました。内水氾濫を防ぐために管渠の口径を大きくしたり、一時貯留施設を作るなどの対策も必要と考えます。
そこで、内水ハザードマップで明らかになった地域及びその周辺地域の内水氾濫防止対策を抜本的に強化し、管渠の更新を計画的に進めることが必要と考えますが、本市の対策について伺います。
【要望】内水氾濫対策を抜本的に強化するためにも、管渠の更新などに対する国と県との連携を強化が必要です。群馬県は、市単独事業で行なっている公共下水道整備に対する補助金を昨年度いっぱいで終了しましたが、県知事要望でもある補助金の継続実施を強く求めていただきたいと思います。
(2)次に、河川の溢水対策についてです。
台風ばかりでなく、予測困難な局地的なゲリラ豪雨などによる災害リスクも高くなっています。2019年6月のゲリラ豪雨、同年の台風19号では、中小河川の溢水や市街地での道路冠水も発生しました。利根川、桃の木川、広瀬川、荒砥川、赤城白川流域は、広範囲に浸水想定区域が設定されており、とりわけ15ヶ所の重要水防箇所における護岸工事、堤防工事などの早期実施が急がれています。これまで本市は県知事に要望を繰り返してきましたが、いつまで経っても対応が進んでいないことは、防災と減災の点からも問題です。
本市で管理する準用河川、例えば地域の用水路や広瀬川の一部などは、道路管理課や農村整備課が住民の要望に応えて、その都度対応していますが、河川の溢水防止のためには国、県による抜本的な支援の強化が必要と考えます。そこで、国、県に対し強力に河川改修等を急ぐよう求めるべきと考えますが、いかがでしょうか。
【提言】党市議団も、県議団、国会議員団に早急な対応と必要な予算措置を求めてきました。浸水想定区域の広範囲な地域が立地適正化計画では居住誘導区域に該当しています。立地適正化計画の観点からも、国、県は対策を急ぐべきであり、ぜひ強く要望していただくよう求めます。
(3)次に、東地区対策について伺います。
2021年のハザードマップの見直しにより、東地区では広範囲に浸水想定区域となりました。集中豪雨により、広範囲な地域で水が溢れ道路が川のようになってしまうことがあります。
例えば、稲荷新田町では住宅街と農地が隣接する場所が多く、隣接する畑で水が溢れ周辺一体が湖のようになることがあり、集中豪雨のたびに道路が川のようになってしまうことは度々発生しています。
とりわけ東地区で長年懸案となってきたのが前箱田町の箱田中学校北側に隣接する地域です。学校の北側が湖のようになり、隣接する住宅街も水が溢れてしまっており、本市でも同地域での対策を検討していると伺っていますが、現在の検討状況及び工事の着工時期について伺います。
【提言】ゲリラ豪雨などを考えると直ちに対応することが必要です。方向性が明らかになり少し安心しましたが、近隣に暮らす方々は今も大変心配もしていますので、早期に東地区全域に対策の方向性を示していただくよう求めます。
②次に、上新田町の対策についてです。3年前の集中豪雨では、床下浸水が発生し、トイレが逆流し一時使えなくなったお宅もありました。こうした被害を最小限に抑えるためにも、県とも連携し県道長瀞線の改修と一体に、雨水の排水設備を整備するなど、利根川に水を逃す仕組みの整備も必要と考えますが、この地域の対策について伺います。
【提言】毎年、集中豪雨で地区内の幅広い地域で水が溢れる事例が絶えません。かなり広範囲にわたるので、計画的な対応が求められます。東地区対策については重ねて検討されてきたわけですから、貯留施設の整備、雨水の排水方法などの東地区の課題と対策について周知するよう求めます。
3、群馬県民会館の存続について
(1)市の対応(文化スポーツ観光部長)
県民会館は来年4月以降の予約受付を停止していることに対し、貴重な県民の芸術・文化に関わる発表の場所がなくなるのではないかという心配の声も聞きます。6月6日の記者会見で県の担当部長は、県と市、関係団体と協議し、早く決めたいと述べています。しかし、県知事は閉館や解体の可能性も排除していません。
本市は水と緑と詩の街。歴史、文化を大切に、市民の生涯学習活動が活発に行われています。しかし、次々に文化施設のホールが使えなくなり、グリーンドームは可動式ステージと座席が使えず、テルサは閉館し、市民の発表の場がどんどんなくなっていく現状は問題です。
そこで、本市が県に対して強力に、県民会館を県の全額負担で大規模改修し、存続を求めるべきと考えますがいかがでしょうか。
【提言】県庁所在地の前橋で、2000人収容するホールがなくなることは重大な問題です。高崎市には、音楽センターに芸術劇場、アリーナに加えてGメッセがあります。前橋第九合唱団が毎年行う第九のコンサートを高崎でやらなければいけなくなってしまいます。(そもそも本市は、県の事業である敷島公園のプールの改修に18億円、赤城公園のキャンプ施設の整備に12億円、あわせて30億円も支出します。)もっと市民の強い要望に応えて存続を求めていただきたいと思います。
(2)そこで、県への要望について市長に伺います。
市長は、県が修繕し存続を望む立場に立ってこられました。党市議団も、県議団と連携し存続を求め市民の声を届けております。本市は、プロジェクトチームに参加する市職員が市民要望を反映させることになりますが、市長は県民会館の存続を求める市民要望に応えるスタンスで、県知事と懇談し要望することも必要だと考えますが、いかがでしょうか。
【提言】県民、市民の切実な願いに耳を傾けない県知事の姿勢は問題です。存続をのぞむ市民の立場、本市の文化と芸術を守る先頭に立って県知事に要望するように求めて、私からの全ての質問を終わります。