1、はじめに、千代田町中心拠点地区市街地再開発について質問します。
(1)まずは、事業の見通しについてです。
来年、令和7年度に西街区に市立図書館と商業施設の入る複合ビルを整備し、その後小中一貫校とマンションの入る東街区を整備する計画です。しかし、現在も物価高騰の影響で資金計画に苦慮し、組合設立の認可も遅れています。完了は予定通り令和12年を目指す計画です。市民の方からは「本当に事業が進むのか」と疑問の声が上がっています。
事業の本格的なスタートとなる組合設立及び事業の見通しについて伺います。
⚫️手続的なもの組合の設立にあたり、設立の申請をして。縦覧、意見書処理。
これから手続きに入るということです。国の認可も時間がかかります。本当に令和12年に事業は完了できるのでしょうか。
(2)そこで、資金計画について伺います。
本再開発事業は、中心市街地の総面積2.7ヘクタールにわたる大規模事業です。資材価格や人件費の高騰などで、本市の投資的経費への影響があることも昨日の答弁で示されました。今も資金計画が不透明なままです。
地権者が権利床の取得をせず、設立した再開発組合に買取を求めた場合は、さらに保留床が増えるなどの事態が起き、資金計画がさらに難しくなることも予想されるのではないでしょうか。そこで物価高騰による地権者への影響及び対策について伺います。
⚫️影響はあるが、地権者に影響が出るか。残り取得する人は床単価が上がる。市も影響、オフィス、マンションを購入。
本市は8月に千代田町再開発説明会を行い、その際に回収したアンケートには「市民の声をよく聞いたうえで進めてほしい」「お金の流れを明確に掲示し公平な議論をしてほしい」という声が寄せられました。資金計画、事業見通しを明らかにしたうえで、再度説明会を行うべきです。
(3)次に教育次長に図書館について伺います。
①昨日の答弁では、図書館も物価高騰により、基本設計全体の見直しを行っているとのことでした。新本館は商業施設との複合施設に設置されますが、入居事業者の撤退による影響を受けないよう、電源系統やセキュリティ設備の独立性を確保し、十分なスペースの書庫の設置が必要と考えます。見解を伺います。
⚫️
現在、西街区の着工及び竣工の時期も明確ではありません。図書館本館の書庫はすでに収容能力いっぱいの状況であり、さらに雨漏りなどの影響もあり、図書館にとっても早期移転は切実な課題であると考えます。
しかし、移転した結果、施設規模が縮小されて図書館サービスが後退することがあってはなりません。準備組合ともしっかり連携し、基本計画に沿った図書館整備となるよう強く求めます。
②図書館新本館への移転にあたり、多くの市民、利用者の皆さんから、駐車場についての心配の声が寄せられています。「基本構想・基本計画」の策定にあたり実施したパブリックコメントでは「駐車場については、どの世代の方も身の不自由な方も赤ちゃんとでも安全に、気軽に図書館を利用できるよう、直結の広い駐車場を整備してほしい」というご意見も寄せられました。本当に重要です。
そこで、図書館利用者の専用駐車場の確保について、見解を伺います。
⚫️
公立図書館の最大の責務は、市民の知る権利への奉仕です。誰もが容易に情報にアクセスできる図書館として、利用者が無料で利用できる十分な駐車スペースの確保が必要です。
③そこで、駐車場の整備について都市計画部長に伺います。
千代田町再開発説明会のアンケートでは「新しく整備される図書館になにを期待するか」という質問に、「駐車場・駐輪場」という回答が44%、146件に上りました。
私が聞いたご意見でも、商業施設の人気イベントの際に図書館の駐車場が停めにくくなならないか心配という声が寄せられました。図書館専用の十分な駐車スペース、とりわけ高齢者や障がい者、妊婦、小さいお子様連れの利用者の図書館専用の十分な優先駐車スペースを確保する必要があります。見解を伺います。
⚫️地下を想定しているが。どこが専用という考えではない。全体の駐車場。高齢者、身障者の優先枠を考えて
昨日の答弁で教育次長は、岐阜メディアコスモスを視察されたと伺いました。わが党市議団も同施設を視察しました。新本館の入る西街区は土地面積が狭く、再開発による制約を受けるために、メディアコスモスのように、ゆとりある環境の整備は困難です。市民の利用が不便にならないよう十分な駐車場整備が必要です。商業施設やオフィスビルに再開発ビルが優先され、図書館の規模が小さくならないよう、市民の意見を実施設計に反映させるよう強く求めます。
2、次に、前橋テルサについて質問します。
(1)まずは、陳情、住民要望について伺います。(産業経済部長)
本年9月27日付で、「前橋テルサに関する要望」が市民の方々から市長及び議長宛で提出されました。前橋テルサの解体ありきではなく、活用を求める要望です。前橋テルサの存続へ向けた検証、及び当該地の長期的な活用方法のビジョンを示すことなど5点の要望でした。こうした市民の切実な要望に耳を傾け、テルサのあり方は決めるべきです。
市民が本市にテルサについて説明を求めた場合には、例えば市民の集会などに出席して説明するなど、丁寧に対応されるのでしょうか。答弁を求めます。
⚫️問い合わせがある中D、え丁寧な対応を心掛け。同様に対応。
テルサのホールは、若手芸術家をプロの世界に輩出し、こどもから大人まで多くの市民の活躍の場です。年間40万人をこえる市民が利用し、文化芸術活動や健康づくりなど、中心街のシンボルとして商店街の誘客にも貢献してきました。存続を切実に願う市民の声を聞くべきです。
(2)そこで、解体方針について伺います。
わが会派は、前市長が行財政改革推進計画のもとで進めてきたテルサの廃止方針及び民間譲渡方針に一貫して反対し、今年の第3回定例会では解体方針に反対し、大規模改修、存続を強く求めました。しかし、現在解体設計をし、来年5月に完了すると伺っています。
8月下旬に商店街の方々などが出席した集まりに、本市も出席し、解体方針について説明した時、参加した方からは解体に反対意見が出されました。とりわけ商店街の方々は、再開発の行方も不透明なままにテルサが壊されようとしている現状に、不安をお持ちです。解体方針そのものを一旦保留すべきと考えますが、いかがでしょうか。
⚫️解体方針自体は、保留にする考えはない。あくまで方針、民間事業者の提案など。市民に有益。
解体ありきの答弁です。大きな問題です。前市長が行財政改革推進計画のもとで廃止を決定し、その後の民間譲渡方針に基づき2度の公募でも事業者は決まりませんでした。廃止、民間譲渡方針そのものをゼロベースで見直し、市民の意見を聞いて慎重にテルサの未来の利活用方針を決めるべきです。
(3)次に、検討委員会の設置について伺います。
そもそも前橋テルサについてはホールの再開や夏の猛暑でも子どもたちが安心して使える室内プールの再開を望む声も多数寄せられています。市内のホールが減り、六供の温水プールも廃止されました。
庁内で検討を重ねてきたと伺っていますが、住民合意は不十分です。民間譲渡にあたり本市が実施した利用者アンケートでは、充実を求める声が多く求められました。解体設計予算が可決された後も、私が聞いている市民の願いは、解体せずに存続すべきの声ばかりです。
そこで、解体ありきではなく住民や利用者も参加する公式な検討委員会を新たに設置し、テルサのあり方について慎重に検討すべきと考えます。いかがでしょうか。
⚫️具体的に解体後についてはない。今のところは、中央イベント広場の代替え。いろんな意見を聞きながら検討していきたい。
市民の意見を十分に聞かず、解体方針を進めれば、市民の本市への信頼を崩しかねません。また中央イベント広場の代替えというお話もありましたが、前橋テルサの年間利用者数や約40万人です。しかし、まちづくり公社の事業報告によると、直近の資料で令和5年度のイベント広場の利用者は年間53900人です。中央イベント広場がどうして代替えになるのでしょうか。
再開発が遅れ、さらにテルサも解体。物価高騰の中で必死に営業努力をしている商店街や飲食店の客足を奪う結果になりかねないと思いませんか。商店街や住民意見をしっかり聞くべきです。解体方針の抜本的な見直しを強く求めます。
3、次に、文化財を活用した地域づくりについて質問します。
(1)まずは、国史跡総社古墳群についてです。
総社古墳群は、2024年2月に遠見山、総社二子山、愛宕山、宝塔山、蛇穴山古墳が国史跡総社古墳群として一括指定されました。そして、今議会には遠見山古墳の周濠に当たる部分の土地の買い入れ議案が提出されており、史跡の保存が進むことを評価します。引き続き新たな発掘や史跡面積の追加指定に取り組むとともに、調査研究し、教育や観光、市民が価値をわかりやすく共有できるよう史跡の整備計画を検討すべきと考えますがいかがでしょうか。
⚫️
総社古墳群範囲内容確認調査の結果、多くの成果がありました。同古墳群の最初の古墳である遠見山古墳における祭祀遺構の発見や、河原石で見事に飾られた愛宕山古墳や蛇穴山古墳など新たな発見がありました。これらの成果を市民にわかりやすく伝えるよう求めます。
②そのために、保存活用計画を早期に策定し、保存や整備の方針を明らかにすべきと考えますが、いかがでしょうか。
⚫️
財政課に予算要望し、ぜひ早期に保存活用計画の策定にあたり、古墳群の保存と整備を進めていただきたいと思います。4年前に質問した総社二子山古墳の二つの石室は、最初に作られた後円部の石室は在地の構造だったのに対し、後に作られた前方部の石室は、畿内で流行していた自然石を積んだ石室であり、ヤマト王権の影響が東国に及ぶ時代の転換点を示す重要な古墳と考えます。
史跡の整備は、史跡の価値を未来に伝えるために重要です。崩れた石室の復元整備を強く求めます。
(2)次に、未指定文化財の対策について伺います。
現在本市では、文化財保存活用地域計画の策定を目指し準備作業を進めています。地域計画では、未指定文化財の把握も重要な課題となります。指定や登録がされていないものでも、地域で大切にされてきたものを文化財として保護しようというものですが、個人所有のものも多く、その把握は困難も伴うものと考えますが、どのように取り組まれるのか伺います。
⚫️
田口町の国指定重要文化財の塩原家住宅の周辺には、蚕種関連資料や歴史的な建物が未指定ですが多く残されています。貴重な資料を散逸せずに把握することが重要です。
(3)次に、文化財保存のための財政支援の強化について伺います。
本市には351件の指定・登録文化財があり、神社・仏閣をはじめ、木造建築物などがありますが、防火設備の設置などは進んでいません。とりわけ個人所有のものは、本人負担が重く保存には大きな課題があります。本市で実施している本市指定文化財の保存経費の一部補助制度の周知と積極的な活用が必要と考えますが、相談事例、申請件数並びに採択件数について伺います。
⚫️
南橘地区や芳賀地区、富士見地区には小さな古墳群が広がっています。田口町の塩原塚古墳を訪ねました。私有地上の古墳ですが石室を持つ小型の円墳です。墳丘に樹木が繁茂し、根が石室に侵食し、破壊が進まないか心配です。しかし、樹木の伐採は大きな負担です。ぜひ保存のための財政支援を求めます。
(4)次に、大学、研究者との連携について伺います。
文化財保護に携わる担い手作り、人材育成は大変重要な課題です。文化財を適切に保存し、本質的な価値を伝える上で欠かせません。そこで、大学との連携や知見のある郷土研究者の力も借りて、文化財の保護に取り組むことも必要と考えますが、見解を伺います。
⚫️
昨年、高崎市の下佐野町にある漆山古墳という古墳に行ってきました。専修大学が発掘調査をしていました。高崎市にとっては調査の成果を市民と共有できます。また大学のもつ先進的な知見や技術により、史跡の新たな価値の発見も可能になります。ぜひ大学、研究者との連携を強めていただきたいと思います。
(5)次に、住民にわかりやすい取組について伺います。
①文化財の価値や意義を住民に伝えるため、案内看板での情報発信は最も基本的で有効です。看板を見て、より深い情報を知りたい人のために、「まえばしフィールドミュージアム」のQRコードを看板に貼るなど、手持ちのスマホから気軽にアクセスできるようにすることも重要と思いますが、いかがでしょうか。
⚫️
江田町には、江田村西遺跡という古墳時代前期4世紀ごろから平安時代にかけての住居址が見つかり、現在は高齢者施設があります。近くには弥生時代後期の高崎市・日高遺跡があり、弥生時代から古墳時代に移り変わる転換期の生活を検証する大切な遺跡です。
身近な遺跡は郷土の成り立ちを知り、郷土への愛着を深める貴重な歴史資源です。地権者の協力を得て看板の設置やホームページの情報充実を強く求めます。
②文化財の価値や魅力をわかりやすく伝えるために、ボランティアの協力は欠かせません。本市でも総社や大胡、大室古墳群、輪江閣など多くのボランティアの方々がわかりやすく、本市の文化財の魅力や価値を解説されています。しかしいま担い手が減り、世代継承は大きな課題です。
ボランティア団体への支援や次世代の担い手育成を地域計画に位置付ける必要があると考えますが、いかがでしょうか。
⚫️
若い方の間にも歴史や文化財に関心のある方は多く、ボランティアになりたいと思う人が、どこに連絡すればなれるのかを発信することも重要です。
文化財の保護には、多くの市民の協力が必要です。そのために文化財保護課の体制強化も欠かせません。
学芸員をはじめ、文化財保護課職員の増員を強く求めて、私からのすべての質問を終わります。