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日本共産党前橋市議会議員団

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議会報告
REPORT

2026年6月22日 総括質問 小林久子

第2回定例会における、小林久子議員の総括質問を紹介します。

主な質問内容は
物価高騰から市民生活を守る施策の拡充
粕川地区の住民要望に応える施設整備

大きくは2点です。

1 物価高騰から市民生活を守る施策の拡充について

(1) この間の物価高騰対策と課題

中東情勢による原油高騰やナフサ不足の影響が、市民生活や中小建築業者、医療介護事業所、農家などあらゆる分野に及んでいます。
 本市は重点支援地方交付金を使い、1人3000円の現金給付、6月~9月の水道基本料金の減免、医療福祉施設に10万円の支給、めぶくID新規登録者への5000円分のポイント付与などを行っていますが、さらに家計は厳しさを増しています。

国が行う約3兆円の補正予算は、ガソリン補助金の継続や、電気・ガス料金を抑えるなどの支援にとどまっています。
プラスチック包装資材、建築資材、日用品、医療衛生用品など、価格高騰や資材不足がいつ解消されるのか全く分からず、「影響が顕在化するのはまだ先」との見方もあります。
 このような中で、本市としても市民や市内事業者に対する緊急支援が必要と考えます。今後、補正予算を組むなど対応が求められますが、今後の支援の在り方についての考えを伺います。

〇他の自治体は、交付金だけでなく手厚い支援を行っています。本市も早急に支援策を示すべきです。

 

(2) 暮らしを支える支援策

①暮らしを支える支援策について伺います。

飲食料品の値上げラッシュが続き、5年連続で1万品目を超える見通しです、原材料費はもとより、梱包資材、物流費も高騰しています。

 生活防衛策として、切り詰めるところは切り詰め、ある高齢世帯は、食事も1日2食、夜は電気をつけないなど、もう切り詰めようもないところまで来ています。
ことしも猛暑が予想されますが、電気代を心配しエアコンをつけずに我慢する高齢者等がいることです。救急搬送のリスクも増大し、命の危険にかかわる大問題です。
このようなことにならないためにも、低年金や低所得者世帯、生活保護世帯に対する支援の拡充が求められます。 

全市民に一人3000円を給付していますが、市民からは、「他自治体と比べ前橋市の支援は弱すぎる」との声があります。市独自に低所得世帯への上乗せ給付を行うなどの支援が必要と考えますが、答弁を求めます。

〇低所得世帯の実態をしっかり把握し、必要な支援の強化を求めます。

②まえばしフードバンクの対象品目の拡大 

まえばしフードバンクの対象品目の拡大について伺います。市有施設や郵便局などに食品改修ボックスを設置し市民、企業の協力をえて、困窮世帯や、高齢施設、子ども食堂などへの食糧提供を行っています。
  栄養バランスの取れた食事をとることが基本とされますが、現代は加工食品など偏った食事に陥りがちで、生活困窮世帯の食生活支援は大変重要と考えます。
 ところが、市民・企業からの受け入れは、お米、麺類、缶詰、インスタント、レトルト食品など、常温保存が可能で賞味期限が1か月以上のものに限られ、野菜や果物をはじめとした生鮮食料品は取り扱っていません。
 例えば、きゅうりやいちごなど生産者の皆さんはたくさん出る規格外のものを活用してもらいたいが、受け入れ先がわからず困っています。農業都市として全国上位の産出額を誇る本市でありますのでぜひ前橋産農産物も、今後は取り扱うべきと考えますが、見解を伺います。

〇フードバンクの食料支援を生活保護世帯は受けられませんが、物価高騰の直撃を受け、食事も偏りがちで野菜不足になりがちです。困窮者の食の問題を自己責任とせず、一歩踏み込んだ支援をしていく行政の姿勢が必要であり責任ではないでしょうか。
 農政部とも連携してぜひ野菜なども取り扱えるよう、力を尽くしていただきたいと思います。
 

③まえばし生活自立相談センターの相談体制の拡充
生活に困っている人に対し、まえばし生活自立相談センターがまず相談を受け付け、必要な人をフードバンクの食料支援につなげています。
 しかし、制度を知らない人、支援を受けることに抵抗ある人、窓口に行くことができない人など支援が届きにくい人もおり、この支援をどうするかが課題です。アウトリーチでの相談支援も行っているとのことですが、制度の市民周知と、さらに相談体制の拡充が必要と考えます。
 例えば、夜間や祝日など臨時相談窓口の開設など実施してはいかがでしょうか。見解を伺います。

〇制度のはざまで孤立しがちな人にも、支援が届くように、地域の民生委員さんなどとも連携協力し、制度の周知やサポートをしっかり行っていただきたいと思います。

④医療機関への支援策
本市は医療機関や福祉事業所などへの10万円の支援を行っています。しかし、電気・ガス・食材費に加え、医療用手袋、マスク、注射器など医療用品の価格が高騰し、納期の遅れ欠品による代替品への切り替えと、現場の負担が増大しています。
 全国でも多くの医療機関が経営困難を抱えています。
政府も医療用手袋の放出など行っていますが、すぐには改善するとは思えません。特に、人工透析や医療的ケア児をはじめ、医療の継続を必要とする人や、今後、通常の診療や手術計画の先送りなどへの影響も心配です。
 長野県は中東情勢への対応で108億円の補正予算で、医療衛生用資材の高騰分、中小企業融資制度、農業資材の高騰分への助成を組んでいます。
 本市も、現場の実態をしっかり把握し、備蓄活用による医療用資材の安定供給、価格高騰による負担増への追加支援などを行うべきと考えますが、見解を伺います。

〇本市の強みは医療機関が充実していることにあります。医療健康都市として全国に発信もしています。しかし、医療の現場は大変深刻です。実態を見極め、必要な支援を再度求めておきます。

⑤アメリカとイランの戦闘が終結し、和平合意が確実に実行され平和的な解決の努力が図られることを願います。
 しかし、混乱はすぐ収まるとは思えません。自治体の判断で使える国の重点支援地方交付金は1億円余りと伺っていますがこれでは、苦しい市民の声に応えることはできません。
自然災害ではありませんが、いま災害級の困難が、市民、医療、福祉、中小企業、農家の皆さんを襲っています。桐生市も農業生産資材や飼料などの補正を組みました。本市は財政が厳しいからと市民に背を向けるべきではありません。

重点支援地方交付金に加え、足りないところは市独自の財源を確保することが求められます。財政調整基金も使い、市民や業者を守るべきと考えますが。見解を伺います。

〇財政が厳しいと言われれば、市民は何も言えなくなってしまいます。市民のくらしを守るという市の姿勢を今後予想される補正予算に示していただきたいと思います。

 

2 粕川地区の住民要望に応える施設整備について

粕川地区の住民要望に応える施設整備について伺います。
(1) 利用団体への活動継続支援。

 粕川公民館は、雨漏りの改修を終えて、大ホールの空調を改修する予定でした。しかし、突然、不適格とされたつり天井を理由に大ホールが使用禁止となりました。

今年3月に、公民館と図書館、隣保館、支所など統合した複合施設の設置案が示されました。その間、定員120人の多目的ホールと会議室の使用は継続し、定員を超える場合は学校体育館を利用するとしましたが、大ホールでの発表の機会が失われることに住民は大変不安を抱いています。

 中学校吹奏楽がシャンテで昨年発表を行いましたが、楽器の搬入や費用面での支援を求める声を聞いています。新しい施設ができるまでの間、教育委員会の管轄だけでなく地区外の施設を利用できるように調整を図るとともに、その際、使用料の減免なども含めて、地域の利用団体がこれからも活動が継続できるように支援すべきです。いかがでしょうか。

〇これまでのような活動が継続できないと住民に受け止められては、住民の賛同を得ることはできません。

 

(2) 粕川公民館の大ホールの利用再開

粕川公民館の大ホールの利用再開について伺います。

新しい施設ができるまでの期間は、地域の主要行事なども会場変更を余儀なくされています。
 音楽団体の方からは、この間の活動が継続できるように、音響効果が優れている大ホールを改修し使えるようにしてほしいという声が寄せられています。  
 前橋市の公的ホールは、県民会館、テルサが利用できなくなり、市民文化会館も来年7月から大ホール小ホールとも改修に入ります。この間使用できるホールは大胡シャンテのみとなります。市民の文化芸術活動の発表の場をなくさないでほしい。保障してほしいという強い思いもあります。
そこで、粕川公民館大ホールの改修と利用再開について市の見解を伺います。
  
〇予算的に困難であれば、最小限の改修でつり天井の改修をとの声もあります。つり天井の改修はこれまで実績はあります。大ホールの再開を求める住民の願いに応えるべきです。

 

(3)住民周知と合意形成

旧村の時代に作られた、粕川保育所、児童館、老人福祉センター、歴史民俗資料館、粕川元気ランド、特別養護老人ホームなど多くの施設があります。まさに歴史と伝統ある粕川地区を象徴するもので、どの施設も住民生活に多大な貢献をしてきました。
 これらの施設の中には建設から多くの年月が経ち、建て替えが必要となっている施設もありますが、住民にとっては突然大きな課題が突き付けられた状態です。
 公民館も大ホールを閉鎖する一方、施設のめどは不確定で、その間の各団体の活動や地域の行事が制限されるようでは、住民の納得が得られるでしょうか。  

また、意見交換会などの様子が多くの住民の皆さんに伝わらず、情報不足で不安を抱えています。会議の内容などを回覧板等で周知し、住民説明会も行うべきと考えます。
 今後、施設整備に向けた計画の住民周知と合意形成を今後どのように行っていくのか伺います。

〇いずれにしても、これまで粕川の人たちが作り上げてきた誇りを大切にし、進めることが必要と考えます。

 

(4)市長 

最後に市長にお聞きします。

粕川公民館は大ホールも含め地区の生涯学習や地域文化の拠点として利用されてきました。先ほど述べた、どの施設も、くらしを支える重要な施設として粕川の住民とともに歩んできた歴史があります。この住民の皆さんの気持ちを理解し寄り添うことが大切です。大ホールを使いたいとの声が出てくるのは当然と思います。市の都合を優先させるようでは、前に進まないと思います。今後どのように進めていくのか、市長にお聞きします。

〇新しい施設ができるまでの間、各団体がこれまでのように活動が継続できるようにと願っています。何よりも、今後も住みよい粕川地区になるよう、その拠点となる施設整備を皆さん強く望んでもいます。この声にしっかり答えていただくよう求めて、私の質問を終わります。

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