第2回定例会における、吉田直弘議員の総括質問を紹介します。
主な質問内容は
土地利用制度の見直しの問題点
東地区の課題
住民要望に応えた遠見山古墳の保存と整備
大きくは3点です。
1、はじめに、土地利用制度の見直しの問題点について質問します。
(1)まずは、市民生活への影響と課題について伺います。
本制度は、立地適正化計画のもとで市街地のコンパクト化と周辺地域や郊外の拠点地区間を道路や公共交通で結ぶネットワークづくりを、土地利用の観点から進めるためのものです。今後、新たに市街化調整区域の幹線バス路線沿線や鉄道駅周辺にまちのまとまりエリアを指定し、一方エリアの外では、土地利用が一層厳しい制限を受けることになります。都市工学の先生に伺いました。まちのまとまりエリアの外では、不動産価値の下落を招き、バス路線や店舗は撤退し、人口減少や農業の担い手不足を深刻にします。当該地域の住民は財産権の制約を受けることになりかねないと伺いました。本市にも「まちのまとまりの外となる既存集落を守ってほしい」というご意見が寄せられています。同制度の見直しを急がず、市民生活への影響を検証し、不安の声にまず応えるべきと考えますが、見解を伺います。
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【反論】様々な影響を認識されているようですが、なぜ切実な住民要望に応えることなく、計画を進めようとしてきたのか疑問です。
(2)次に、住民合意について伺います。
本計画を進めることにより、農村の荒廃、空き家の増大が大変懸念されております。さらには自治会活動や地域の防犯、除草など、地域の担い手の継承はますます困難になりかねないというご心配の声も伺っております。こうした声に向き合い、例えば、課題となる城南地区では、城南あおぞら号への支援をはじめとした公共交通の充実や農業支援など住民要望に応えることが必要ではないでしょうか。本計画により、厳しい用途制限をうけ、結果的に財産権が制約されることにより影響を受ける当該地域の市民の声を聴取し、要望に応えることが公共の福祉の観点から求められているのではないでしょうか。十分な情報共有と住民合意のもとで、慎重に検討すべきです。いかがでしょうか。
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【反論】シンポジウムやワークショップなどにさまざま取り組まれているということですが、最も影響を受ける地域住民の声を聞いているとは言えません。これでは当該地域の住民を取り残すことになりかねません。
(3)次に、再検討について伺います。
本市では、これまで郊外へ、郊外へと拠点を整備し、市街地を広げてきました。まずは従来の都市計画を総括すべきです。現在、本市の最上位計画である第八次総合計画の来年度策定へ向け、準備が始まっています。改めて新たな総合計画のもとで土地利用制度を協議すべきです。再検討を強く求めますが、いかがでしょうか。
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【結論】計画先のありきです。そもそもこの土地利用制度の見直しで地域コミュニティの維持はますます困難になりかねません。土地利用制度の見直しについて質問してきましたが、本市は、小中学校の統廃合や公共施設の統廃合を進めようとしています。人口減少に拍車をかけるのではないでしょうか。地域住民の不安に応えるビジョンすら示さない制度の見直しは問題です。
2、次に、東地区の課題について伺います。
(1)まずは保育環境についてです。
①東地区は、現役世代の人口が増え、元気なこどもたちの姿もたくさん目にすることができる地域です。しかし、東保育所も民間保育施設も3歳未満児保育の受け皿が不足し、地区内には一時預かり施設がない現状は積年の課題です。子育てをする方々にとって安心して働き、子育てできる保育の受皿確保は大変切実な願いです。こうした願いに応え、抜本的な保育環境の改善に取り組む必要と考えますが、見解を伺います。
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【反論】ある地区外の保育所に預けている方は、送迎が大変な負担となっています。通勤移動と送迎のタイムロスは1時間以上の方も少なくありません。子育てと仕事を両立できるか不安と伺っており、こうした不安に寄り添うべきです。
②3歳以上のこどもを育てる方からは時短勤務が制度上なく、夕方急いで迎えに行き、買い物をして夕食を作り、遅くなると夕食が7時以降、就寝時間は9時を過ぎ、十分な睡眠時間が与えられないと伺いました。日本睡眠学会によると、こどもたちの発育のためにも幼児期は連続10時間以上の睡眠時間の確保が最低必要であると言われています。そのためにも、身近な場所で子育てできる環境整備が重要です。上新田町には約17000平米以上に及ぶ旧県立保育大学校跡地があり、テニスコートを除いて活用されない状態が続いています。また跡地北側には本市の光が丘緑地があります。県と連携し、同校跡地などを活用した一時預かりの実施をはじめ、こども子育て支援施設の整備検討ができるのではないでしょうか。見解を伺います。
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【提言】こどもたちの最善の利益を守り、親が安心してこどもを産み育てることができる支援や地域の保育環境の整備を強く求めます。
(2)次に、交通安全対策について伺います。
①川曲町南団地の交通安全対策についてですが、同団地は本市の最も南西に位置し関越自動車道や高崎市に接する住宅団地です。市道新前橋川曲線が開通して以降、近年ホームセンターやチェーン店のカフェなど近隣に商業施設が増えており、幹線道路の抜け道として同団地内における通行量が増えています。同団地に暮らす住民の方からは、カーブミラーの設置を求める要望が上がっていますが、なかなか設置が進まない状況です。本市ではカーブミラーの設置は、道路反射鏡設置基準に基づき設置の可否を判断していると伺っていますが、住民の安全確保の観点から、設置基準を柔軟に運用し、住民要望に応えるべきと考えますが、見解を伺います。
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【反論】住宅街の中心を、スピードを出して走る車が増え、いつ事故が起こるか心配という声も伺っております。こうした市民の不安に応えるべきです。
②先ほど紹介しました川曲南団地内の一部は、時速20キロの速度規制がされており、住民からは団地内の南北、東西に走る主要な市道全体に規制を拡大してほしいという要望が寄せられています。とりわけ市道新前橋川曲線から東西に走る市道は、速度規制の標識や表示が一切なく、県警にも要望してきましたが遅々として進まない状況です。速度を上げて団地の中を走る車もあり、危うく事故に遭いそうになったというお話も伺っております。住民からは前橋市としても、県警に強く要請してほしいという要望が寄せられており、市民の切実な要望に応える必要があると考えますが、いかがでしょうか。
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【提言】県警に対し、強く求めていただくよう求めます。県警の対応を待つことなく、本市としてできる対策を急ぐことを併せて求めます。
(3)次に、道路の冠水対策について伺います。
東地区は、平坦な土地で、用水路も各地に張り巡らされ、短時間集中豪雨より、毎年冠水が発生しています。ハザードマップでも地区のほとんどは浸水想定地域とされています。大利根町のあるお宅では、土嚢を積んで浸水対策をしているお宅があるほか、毎年豪雨で川のように溢れあふれるところが多数あります。隣接する箱田町や稲荷新田町も同様であり冠水対策を求める声は大変切実です。全国では、国の社会資本整備総合交付金の防災・安全交付金を活用し、道路冠水対策のため側溝改修で断面や貯留施設を大きくしている自治体もあると伺っており、鹿児島市も側溝の嵩上げに補助金を活用すると伺っております。このように国の補助金を活用した冠水対策の抜本的な強化が必要と考えますがいかがでしょうか。
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【提言】住民の皆さんは、冠水時は救急車や消防車などの緊急車輌が走れないなど不安の声も寄せられており、こうした不安に応える抜本的な対策を強く求めます。
【結論】東地区は、通勤等の利便性が高く人口が増え続けてきましたが、子育ても交通安全対策も十分な改善がされおらず、地域課題が複雑多様化しています。安心して住み続けたいと思ってもらえる地域づくりへの支援を強く求めます。
3、次に、住民要望に応えた遠見山古墳の保存と整備について質問します。
(1)まずは、古墳の保存と整備の課題についてです。
①いま総社古墳群の遠見山古墳は、国史跡に指定されたことにより、さらなる保存と整備を望む声が大変強くなっています。古墳北側の城川公民館周辺で行われた宅地開発に伴う試掘調査でも、二重の周堀などが確認されました。周辺住民の方々からは、保存を求める強い期待の声が寄せられています。そこで本市が用地取得を進め、古墳全体を保護し住民の期待に応えるべきと考えますが、いかがでしょうか。
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【提言】地権者との協議を丁寧に進め、史跡指定を進めるよう求めます。かつて勝山小学校では、同校の校長を勤め、郷土史家としても知られる近藤義雄氏のもと古墳遠足なども行われたと伺いました。地域住民にとっては大切な文化財として深く根ざした古墳です。地域の皆さんの期待に応えていただくよう、強く求めます。
②古墳群に訪れた市外の方からは「総社古墳群は石室の中に入ることができ、時代とともに古墳が変化する様子がよくわかる」と伺いました。遠見山古墳は、総社古墳群200年の歴史の最初に造られた古墳です。同古墳群の見どころである横穴式石室が構築される直前、竪穴式石室時代の古墳として、古墳時代の変容を知る大切な古墳だとは思います。しかし、来訪者誰もが古墳群の変容や魅力を知ってもらうためには丁寧な解説や工夫も必要です。そのためには総社古墳群保存活用計画を策定し、史跡の価値や魅力を来訪者にわかりやすく伝える整備が必要と考えますが、見解を伺います。
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【結論】住民の期待に応える計画策定を強く求めます。同時に、今からでも古墳の魅力を発信することが必要です。総社歴史資料館の充実や、親子づれなどで楽しめる、例えば勾玉作りなどの体験型のプログラムの実施も検討していただきたいと思います。こどもたちにとって、古墳は歴史に直に触れ学ぶことができる有効な教材と考えます。地域の大切な文化財の担い手を次世代に繋ぐためにも、身近な文化財に触れる教育機会の提供を充実していただくよう要望します。同時に文化財の価値を発信するためには文化財保護課に専門的知見をもつ職員の確保・増員が必要と考えますので、要望し、私からの全ての質問といたします。